イオンモール、環境省と連携 142モールで「クーリングシェルター」指定目指す

・イオンモールが熱中症避難施設に
・省エネ・節電行動の啓発活動
・熱中症対策アンバサダーを配置

企業 経営戦略
イオンモール、環境省と連携 142モールで「クーリングシェルター」指定目指す
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イオンモール株式会社は、環境省と連携し、全国142モールを熱中症特別警戒アラート発表時の指定暑熱避難施設「クーリングシェルター」に指定することを目指していると発表しました。本取り組みは、熱中症対策室と環境省地球環境局デコ活応援隊の支援のもと、地域における熱中症対策の啓発やエネルギー消費の削減、家計負担の軽減を図るものです。

気候変動への適応策として、イオンモールは「暑い日も寒い日も家の冷房・暖房を消してイオンモールで過ごす」というライフスタイルを提案。この一環として、2024年4月より、市区町村行政への働きかけを開始し、段階的に「クーリングシェルター」への指定を進めています。

また、2024年6月1日から9月1日までの期間には、全モールで500件以上のクールシェア企画を開催予定です。これは、冷房を含む家庭の電気を消してイオンモールで過ごすことにより、省エネ・節電行動への参加を促す内容です。各自治体と連携し、クールシェアスポットとして登録されたイオンモールにおいて、ショッピングやグルメ、アミューズメント、イベントなどを通じて、地域のクールシェア普及活動をサポートします。

さらに、大塚製薬株式会社が講座を開講している「熱中症対策アンバサダーⓇ」認定者を、2024年7月末を目途に全モールへ配置。啓発・体験イベント開催時や地域自治体・団体等との連携時に知見を活かす予定です。また、暑さ対策フェア「超!COOL作戦」を開催し、専門店と連携して暑さ対策ニーズに応えるアイテムを特集します。

環境省からは、適切なエアコンの使用や施設の活用を通じた熱中症予防行動の重要性を強調するコメントが発表されました。また、千葉市、豊川市、扶桑町、東員町、鈴鹿市などの市長からも、イオンモールとの連携による熱中症対策の取り組みなどに対し、支持や感謝の言葉が寄せられています。

イオンモールは、地域住民が集い、語り合える楽しい空間と時間を提供するとともに、熱中症対策に係る知識を備えたクーリングシェルターの集積基盤としての認知を図り、環境や健康への行動を、自発的に変化させられるような取り組みを実施していく方針です。

《Commerce Innovation編集部》