西濃運輸が2024年6月1日より運賃値上げ 価格改定は5年ぶり

・西濃運輸が運賃改定を発表
・2024年6月1日から新料金適用
・改定率は10~20%の上昇

企業 経営戦略
西濃運輸が2024年6月1日より運賃値上げ 価格改定は5年ぶり

西濃運輸株式会社は、2024年6月1日より運賃の改定を行うことを発表しました。これは、2019年以来5年ぶりの運賃改定となります。

同社は、輸送ネットワークの維持と品質向上のため、新たな運賃体系の導入を決定。一般便・宅配便を対象に、地域・距離・重量に応じて、2019年からの運賃比10~20%程度の改定率で運賃を上げます。

これまで、西濃では「物流2024年問題」への対応として、貨物列車の活用によるモーダルシフトや中継輸送専門拠点の設置など、効率的な輸送体制の構築に努めてきました。しかし、物流業界はコンプライアンス遵守や労働環境改善、燃料・エネルギー・車両の価格高騰、労働コストの上昇などの課題を抱えており、長期的な対応が必要です。こうした現状を踏まえ、今回の値上げに踏み切りました。

新しい運賃体系は、2024年6月1日から適用される予定です。西濃運輸は、利用者に+αの価値を提供するため、輸送品質とサービスの向上に引き続き取り組むとともに、新たな価値創造に努めるとしています。

《Commerce Innovation編集部》