イオン北海道、札幌市内の西友9店舗を170億円で買収 10月取得の予定

・イオン北海道が西友北海道事業を承継
・吸収分割契約による事業展開の強化
・2025年目標の売上高・食品売上北海道NO.1へ

企業 資金調達/M&A/提携
イオン北海道、札幌市内の西友9店舗を170億円で買収 10月取得の予定

(画像はイメージで、実際の対象店舗ではありません)

株式会社イオン北海道は、2024年4月2日に開催された取締役会にて、株式会社西友が展開する北海道地域のGMS事業を吸収分割の方法により承継することを決議し、西友との間で吸収分割契約を締結したと発表しました。イオン北海道は西友に対価として170億円を交付する予定であり、効力発生日は2024年10月1日の予定です。

吸収分割により、イオン北海道は西友が札幌市内に展開する9店舗のGMSを取得します。これにより、イオン北海道は自社のマルチフォーマットを活用し、店舗ごとに最適な形態への改装や、スケールメリットを追求することで企業価値の向上を図る意向です。

取得する9店舗に対し、イオン北海道は最適なフォーマットを検討した上で、トップバリュ商品や北海道オリジナル商品の提供を通じて地域密着型の商品展開を強化し、顧客ニーズに応えることで売上拡大を目指します。さらに、商品調達、産地開発、商品開発の強化や、店舗オペレーションの改善、物流コストの低減など、シナジー効果の創出にも注力します。

イオン北海道は、2021年に公表した中期経営計画に基づき、2025年に「食」を軸としたヘルス&ウエルネス企業として北海道でのリーダーシップを確立することを目標に事業を展開してきました。直営売上高合計3,800億円、食品売上高において北海道トップの3,000億円という計画のもとに、商品と店舗の付加価値向上、顧客化の推進、地域との連携、収益構造の改革の4つの方針を掲げています。同社は、本吸収分割をはじめとする各種施策の遂行により、経営計画の実現を目指す方針です。

《Commerce Innovation編集部》