ローソンと日販が富山県立山町と連携、書店ゼロ地域に「LAWSONマチの本屋さん」出店

・富山県立山町に「マチの本屋さん」開店
・日販とローソンが連携、全国展開
・地域文化と交流の新拠点誕生

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ローソンと日販が富山県立山町と連携、書店ゼロ地域に「LAWSONマチの本屋さん」出店
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日本出版販売株式会社(以下、日販)と株式会社ローソンが連携して、2024年4月26日に富山県中新川郡立山町に「LAWSONマチの本屋さん」立山町役場店をオープンします。本店舗は、書店併設型コンビニとしては全国で11店舗目、富山県では初の出店となります。

「LAWSONマチの本屋さん」は、2021年に埼玉県狭山市に1号店を開店して以来、日販が掲げる「人と文化のつながりを大切にして、すべての人の心に豊かさを届ける」という理念に基づき、書店のある風景を街に取り戻すべく展開されています。ローソンの生活インフラとしての機能と組み合わせることで、多くの人々に本との出会いを提供し、地域文化の振興に貢献してきました。

2000年代年、書店の減少が進む中、日販は書店のない地域に焦点を当て、今回の立山町役場店のような新しい形の書店を提案しています。出版文化産業振興財団の調査によると、「書店ゼロ」の市区町村は26.2%に上り、立山町もその一つでした。書店の公募を行っていた時期に、スーパーの閉店による買い物困難という課題も生じたことから、今回のスタイルが決定しました。

立山町役場店は、地域住民の読書環境を改善するとともに、買い物の課題にも応える店舗です。約4,000タイトルの書籍を取り扱い、地域住民の交流の場としてコミュニティスペースも設計。販売店としての機能にとどまらず、地域に根差した文化の交流拠点としての役割を果たすことも期待されています。売場面積230.75㎡のうち、書店部分は59.08㎡を占めます。弁当や飲料などの通常のコンビニ商品に加え、雑誌や小説、ビジネス書など幅広いジャンルの本が揃えられる予定です。

日販は、ローソンおよび立山町と協力し、自治体の課題解決と地域文化の振興に向けて、新店舗の発展に努めていくとしています。今回の試みが、地域社会の課題を解決する新しいモデルとして、他の自治体にも広がっていくことが想定されます。

《Commerce Innovation編集部》