ニトリ、ベトナム第1号店を今冬オープン 10年間で70店舗が目標

株式会社ニトリホールディングスは、ベトナム第1号店を今冬、ビンズン省の東急ガーデンシティ内のショッピングセンター「SORA gardens SC」にオープンすると発表しました。

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株式会社ニトリホールディングスは、ベトナム第1号店を今冬、ビンズン省の東急ガーデンシティ内のショッピングセンター「SORA gardens SC」にオープンすると発表しました。

ニトリグループは、「住まいの豊かさを世界の人々に提供する」というロマン(志)を掲げ、2032年には3,000店舗、売上高3兆円を達成するというビジョンを持っています。現在、日本に808店舗、中国大陸・香港・台湾・韓国・マレーシア・シンガポール・タイに158店舗を展開し、合計966店舗を有しています。

これまでニトリグループは、低価格で品質に優れた商品の提供を実現するため、商品企画から製造・物流・販売までを自社にて一気通貫でプロデュースするビジネスモデルを構築してきました。その過程でアジア地域に多数の提携先企業、自社の工場や商社からなるネットワークを構築し、多くのビジネスパートナーと共に事業を展開しています。

ベトナムには、ニトリグループの強みである2つの大きな製造拠点があり、約1万人の従業員が商品提供を支えてきました。ハノイ工場では食器棚などの箱物やベッド、ソファを製造し、バリア・ブンタウ工場では食卓セットのほか、カーテンやNクール等の寝具を製造しています。

同国にはニトリの専用商社や、多くのサプライヤー企業を有しており、東南アジア地域のサプライチェーンマネジメントを担ってきました。生産拠点のベトナムに、これからは店舗網の構築を進め、10年間で70店舗を目標に出店していきます。事業以外でもベトナムとは親交を深めており、ハノイ工科大学はニトリ創業者の似鳥昭雄氏が立ち上げた似鳥国際奨学財団と2015年に協定を結び、学生への奨学金支援を受け入れてきました。今回のベトナムへの初出店にあたり、同大学からも祝福の言葉が寄せられています。

ニトリの海外出店計画

ニトリは、2022年にマレーシアとシンガポールへの初出店を行い、アジア地域の4つの国と地域に合計37店舗を出店しました。2023年には、8月にタイ、9月に香港、11月に韓国への初出店を実現。フィリピン、インドネシアにも初出店を計画しており、2024年3月末までには、既存の国と地域への出店と初出店国を合わせて計58店舗を増やし、アジア地域合計187店舗とする予定です。また、2025年以降は、毎年平均300店舗の海外出店を行う計画です。

《Commerce Innovation編集部》