株式会社システムインテグレータは、ECサイト構築パッケージ「SI Web Shopping」において、OpenAIが提供するChatGPT APIを活用した商品登録機能を実装しました。
「SI Web Shopping」は、1996年に日本で初めて販売されたECサイト構築パッケージです。時代のニーズに合わせて機能改良を続けており、今回、商品登録機能にChatGPT APIを活用したAIによるサポート機能を導入しました。ECサイト用の商品説明文をAIによって生成することで、商品登録業務の効率化を実現します。
ECサイトにおいて、商品説明は消費者の関心を引くために重要な要素です。しかし、単にメーカーから提供されるカタログの情報を載せるだけでは、顧客の購買意欲を高めることができません。
特に小売のECサイトでは、ユーザーの属性や関心に合わせたオリジナリティある商品説明が必要です。関心を引く商品説明文を作成するには、経験とノウハウが求められ、ゼロから作成する方法では多くの時間と労力が必要でした。
そこで、「SI Web Shopping」ではChatGPT APIを活用して商品説明文の作成をサポートする機能を搭載しました。本機能により、経験の浅いECサイト運営担当者でも簡単に顧客の購買意欲を高める商品説明文を作成でき、商品管理業務の負担を大幅に軽減できます。
商品管理におけるAI活用イメージ
本機能では、AIに対してECサイトでの販売に有効なプロンプトを与えることで、商品名の情報からオリジナリティのある顧客の関心を引く商品説明文や、適切な検索ワード・カテゴリを自動生成・選択できます。
例えば、「薄型ノートPC ビジネスモデル」という商品名を入力した場合、「ビジネスに最適なスタイリッシュなデザイン」「軽量なボディで、かつてない快適さ」といった表現を含む商品説明文を生成。検索ワードには、「モバイル」「コンパクト」「持ち運び」など商品名から連想される単語が追加されます。
ChatGPT APIを活用することで、ボタンクリックだけで簡単に商品情報を生成できるため、誰でも商品登録が容易になり、業務効率が飛躍的に向上します。ECサイト運営担当者の負担が軽減されるだけでなく、売上向上の施策に充てる時間が増え、ECビジネスの発展が期待できます。
今後の展望
現在は、CMSオプションにもChatGPT APIを活用し、ランディングページ作成用のプロンプトを投げることで、AIによるランディングページ生成が可能か検証していているところです。「SI Web Shopping」は、今後も外部サービスとの連携やAIを活用した機能強化を進め、ビジネス発展への貢献に努めていきます。
