アスクルの物流センターで生産性を2倍にしたロボット「ラピュタPA-AMR」とは?

ラピュタロボティクス株式会社は、ピッキングアシストロボット「ラピュタPA-AMR(Autonomous Mobile Robot)」をアスクル株式会社の物流センターに導入して生産性が2倍になったことと、さらに追加で6台納入したことを発表しました。

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アスクルの物流センターで生産性を2倍にしたロボット「ラピュタPA-AMR」とは?

ラピュタロボティクス株式会社は、ピッキングアシストロボット「ラピュタPA-AMR(Autonomous Mobile Robot)」をアスクル株式会社の物流センターに導入して生産性が2倍になったことと、さらに追加で6台納入したことを発表しました。

「ラピュタPA-AMR」は、人と協働型のピッキングアシストロボットです。作業スタッフと協働でピッキングを行い、荷物の搬送の代行とピッキングルートの最適化を図ることで、生産性向上とピッキングスタッフの歩行時間削減を実現します。

操作画面には、誰でも簡単で直感的に使用できるユニバーサルデザインを採用。アスクルでは、新人スタッフや日本語が堪能ではない海外メンバーも約30分で操作をマスターし、ベテランスタッフと同等の生産性を出せるようになりました。新人教育の手間を省き、より物流オペレーションに集中できる環境づくりに貢献しています。

アスクルの物流センター「ASKUL Value Center日高」に、「ラピュタPA-AMR」が34台納入されたのは2022年6月です。事前に要件定義に基づいた緻密なシミュレーションを重ね、課題を解決しておいたため、現場のオペレーションを止めることなくスムーズに稼働を開始。導入前と比較して、生産性は約1.8倍に向上しました。

導入後も、ラピュタロボティクスのカスタマーサクセスチームとアスクルはさらなる生産性アップを目指して連携し、約2倍へと向上。2022年10月のPoCを経て、今回新たに「ラピュタPA-AMR」6台を導入することになりました。40台の稼働後も、安定して導入前の約2倍の水準で運用できています。今後も継続的な機能強化で、より高い生産性を実現していく予定です。

ラピュタロボティクスは、「ラピュタPA-AMR」を活用し、物流におけるさまざまな課題解決に取り組み続ける方針を示しています。

《Commerce Innovation編集部》