アイリスオーヤマがSlackに対応したAI対話エンジン導入でDX 社内業務の効率化を図る

株式会社PKSHA Technologyは、グループ会社である株式会社PKSHA Workspaceが、アイリスオーヤマ株式会社(以下アイリスオーヤマ)とともにAI対話エンジン「PKSHA Chatbot」の運用を開始したことを発表しました。

テクノロジー DX
アイリスオーヤマがSlackに対応したAI対話エンジン導入でDX 社内業務の効率化を図る

株式会社PKSHA Technologyは、グループ会社である株式会社PKSHA Workspace(以下 PKSHA Workplace)が、アイリスオーヤマ株式会社(以下 アイリスオーヤマ)とともにAI対話エンジン「PKSHA Chatbot」の運用を開始したことを発表しました。

生活用品を製造するアイリスオーヤマでは、年間約1,000アイテムの新商品を発売する中、商品の仕様書に関する質問をはじめ、一般的な人事・経理等の質問など、バックオフィス部門や関係各所への問合せ対応が課題となっていました。特に、商品についての問合せでは、常にアップデートされていくのに対応できるよう、メンテナンス性の高さも重要です。

今回、課題を抜本的に解決するため、同社で浸透しているコミュニケーションツールSlack上で利用できるAI対話エンジン「PKSHA Chatbot」の導入を決定しました。元々チャットボットを活用していましたが、より高い精度の実現を追求しての判断となります。

経営企画部における全社的なDXの取組みのもと、人的工数の削減を目標に、BtoB事業部、BtoC事業部、人事、総務、経理、情報システム部といった複数の部門に「PKSHA Chatbot」を導入。有給取得日数や社内システムなど、バックオフィス部門の一般的な質問にSlack上で回答できるように設計することで、回答する側の作業効率の向上および問合せ側の社員の負担軽減を目指しています。

また、BtoC領域では「検索アクション機能」という独自に設計した機能を用いて、対応する全商品の情報と企画書を、商品コード、JANコード、商品名、型番でSlack上から検索できるようになりました。これまでは網羅的に検索できる動線がなく、情報の取得に時間を使っていましたが、瞬時に辿り着けるようになったことで営業支援の観点でも効果が見込まれています。

当面はPKSHA Chatbotの社内浸透とオペレーションの定着に取り組み、中長期的には管理システムとの連携を進め、発注状況や在庫の管理を通じて業務プロセスのさらなる効率化を目指していきます。

《Commerce Innovation編集部》