
商品比較サービス「マイベスト」を運営する株式会社マイベストは、買い物で生成AIを使った人を対象とする「AI時代の買い物に関する調査(第2回)」の結果を公表しました。2026年4月の第1回に続く調査で、今回はAIを使った結果どうなったかに注目しています。
調査の概要
対象は、直近6か月以内に買い物でChatGPT、Gemini、Copilotなどの生成AIを使った全国の20~50代男女863名です。2026年10月16日から19日にインターネットで実施しました。回答者の年代構成は50代が51.2%、40代が29.9%となっています。第2回は第1回の結果を受けて設問を見直しており、単純比較できるのは形式が近い一部の設問に限られます。

後悔した人ほどAIに任せたい傾向
AIで選んだ商品に後悔や失敗があったかどうかで分けると、後悔した人の方が、今後も購入判断を委ねたい割合と自動注文を使いたい割合のどちらも高くなりました。リリースでは、購入判断を委ねたいが50.8%、自動注文を使いたいが72.4%で、いずれも後悔していない人を上回ったとしています。なお、この関係は相関であり、因果関係を示すものではないと注記されています。

買い物でAIを使う頻度で見ると、よく使う人ほど自動注文の利用に前向きでした。「ほぼ毎日」と「それより少ない」の間には44.1ポイントの差があります。

同じ頻度別の集計では、よく使う人ほどAIの回答の間違いに多く遭遇している一方、自分で確かめずにAIの回答だけで決める割合も高くなっています。AIの回答後に追加で調べた理由として「AIの回答に根拠が感じられなかったから」を挙げた人は、第1回の31.3%から22.4%へ8.9ポイント減りました。

55.3%がAIの回答の間違いを経験
AIの回答で何らかの間違いを経験した人は55.3%でした。第1回では、後悔の理由の1位が「AIが推薦した商品の情報自体が間違っていた」の33.1%でしたが、第2回ではこの「間違い」を6つに分けて聞いています。ただし、間違いに遭遇した人でも後悔したのは半数以下で、分かれ目はその後に自分で調べ直したかどうかでした。

間違いの種類ごとの後悔率は、最も高いのが「仕様やスペックが違っていた」の55.7%、最も低いのが「価格が実際と違っていた」の41.7%でした。価格は購入前に必ず目に入る一方、仕様の違いは購入後に気づきやすいため、後悔につながりやすいとみられます。

AIの回答だけで決めた人は後悔率が約1.8倍
「AIの回答だけで決めた」人は29.1%、「AIの回答を見た後に追加で調べた」人は70.9%でした。両者の後悔率には19.4ポイントの差があります。間違いに遭遇した人だけで比べると、AIの回答だけで決めた人の後悔率は66.9%、追加で調べた人は38.6%で、差は28.3ポイントに広がりました。

考察:失敗してもAIに任せたい理由
マイベストは、失敗してもAIに任せたい理由として、失敗の原因をAIではなく自分の聞き方に求めている可能性と、商品比較の手間が大きく、一度楽さを知ると戻りにくい可能性の2点を挙げています。AIに任せる流れは止まらないとして、失敗を減らすために自分で確かめる点を1つに絞ることを提案しており、その1つとして最も後悔につながりやすい「仕様とスペック」を挙げています。AIをほぼ毎日使う人の43.8%は、AIの回答だけで決めているといいます。









