公益財団法人流通経済研究所は、流通業界で活躍する人材を育成する「流通ビジネススクール」の2025年度講座を新たな形式で開講すると発表しました。今年度からは従来の日程固定型から通年オンデマンド配信形式へと移行し、受講者の利便性を向上させます。
配信は2025年4月21日と5月12日から順次開始され、受講申し込みも通年で可能となりました。今回の変更により、受講者は自分の都合に合わせていつでも学習を始められるようになります。
流通経済研究所は流通・マーケティング分野の専門シンクタンクとして約60年の研究実績を持ち、この知見を活かした教育プログラムを2007年から提供してきました。同スクールは開講以来、延べ5,800名以上が受講しています。
現在、小売業・卸売業・メーカーを問わず流通関連企業は、激しい環境変化への対応を迫られています。効率的かつ効果的に消費者に製品を届けるためには、マーチャンダイジング、売場構築、プロモーション、データ活用、営業提案といった分野における社員のスキル向上が不可欠です。
「流通ビジネススクール」の特徴は、60年にわたる調査・研究の蓄積に基づいたカリキュラム、実務に即した実践的な内容、経験豊富な講師陣にあります。目の前の事象や技術を学ぶだけでなく、その背景にある本質を理解することで、応用力の高い知識・スキルを身につけられる点が強みです。

講義は研究所のスタッフに加え、大学教員のOBや各分野の専門家が担当。一部の講座では、対面での演習としてZoomでの双方向授業や会場での開催も予定されています。
流通経済研究所は「流通ビジネススクール」を通じて、今後も流通業界の人材育成に貢献していく方針です。流通業界では今後もデジタル化やオムニチャネル化が進む中、専門知識を持った人材の需要がさらに高まると予想されます。こうした状況下で、実践的なスキルを効率的に学べる教育プログラムの重要性は一層増していくでしょう。
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