コストコ、年会費を5月1日以降の更新より個人・法人とも4,800円に値上げ サービスと品質向上を目指す

・コストコ、2025年5月から年会費を改定
・25年間で36店舗に拡大、サービスも充実
・品質と価値向上のため、会員サービス強化を継続

企業 経営戦略
コストコ、年会費を5月1日以降の更新より個人・法人とも4,800円に値上げ サービスと品質向上を目指す

コストコホールセールジャパン株式会社は、会員制倉庫型店舗「コストコ」の年会費を2025年5月1日より改定すると発表しました。

個人会員は4,400円から4,800円へ、法人会員は3,850円から4,800円へ、法人追加会員は3,500円から4,800円へ、エグゼティブ会員は9,000円から9,600円に変更となります。(いずれも税抜)

また、エグゼクティブ会員向けのリワード上限額は10万円から11万円に引き上げられます。今回の年会費改定について同社は、会員に提供する商品とサービスの質と価値を高めていくためだと説明しています。

同社は1999年に第一号店となる久山倉庫店をオープンして以来、「高品質な商品とサービスをできる限りの低価格で会員の皆様に提供し続ける」という理念を掲げて事業を展開しています。現在では、日本全国に36の倉庫店を展開するまでに成長しました。

25年間で、同社は会員向けサービスの拡充を進めてきました。調剤薬局や補聴器センター、ガスステーションなどを順次導入。さらに、エグゼクティブ会員制度の創設や提携クレジットカードの発行、オンラインショッピングの開始、公式SNSの運用など、会員向けサービスの質の向上に注力しています。

コストコは、今後もさらなる「価値ある高品質な商品とサービス」を提供し続けるため、努力していく姿勢を示しています。

日本における会員制倉庫型店舗の先駆者として、年会費値上げに踏み切ったコストコの今後のサービス展開が注目されます。小売業界全体が厳しい競争にさらされる中、会員制を軸にした独自のビジネスモデルで、どのように顧客満足度を高めていくのか、戦略に関心が集まっています。

《Commerce Innovation編集部》