EC購入後体験プラットフォームを提供するRecustomerがシリーズAで5億円調達、拡大へ

・Recustomerが5億円の資金調達
・累計調達金額は8.6億円に
・購入後体験の更なる向上目指す

企業 資金調達/M&A/提携
EC購入後体験プラットフォームを提供するRecustomerがシリーズAで5億円調達、拡大へ

Recustomer株式会社は、購入後体験プラットフォーム「Recustomer」のさらなる機能拡充と事業基盤強化を目的として、SBIインベストメントをリード投資家とし、既存株主および新規投資家を引受先とした第三者割当増資により、約5億円のシリーズA資金調達を実施したことを発表しました。同社の累計資金調達金額は8.6億円に達します。

Recustomer社は2017年3月に設立され、購入後体験プラットフォーム「Recustomer」の開発・運営を行っている企業です。本プラットフォームでは、購入後の顧客体験向上を目的に、配送追跡、返品・交換・注文キャンセルの自動化、自宅での試着を可能にする機能などを提供。顧客体験の向上により、EC事業者の売り上げ拡大を支援しています。

「Recustomer」は、サービス開始から2年半で200ブランド以上の導入を達成。飲料・食品、ファッション、インテリア、電化製品など多岐にわたる業界で利用されています。特にエンタープライズ企業への導入が進んでおり、購入後体験ソフトウェアの分野で日本国内において圧倒的な存在感を放つようになりました。

今回調達した資金は、「Recustomer」のプロダクト開発、エンジニア組織体制の強化、セールス・マーケティングチームやカスタマーサクセスチームの組織強化などに使用する予定です。購入後体験のさらなる向上を図るとともに、購入前の体験にも領域を拡大し、「購入体験プラットフォームのシェアNo.1」を目標に掲げて事業を展開する意向を示しています。

シリーズAでの新規株主としては、SBIインベストメントのほか、Salesforce Ventures、DBJキャピタル、博報堂DYベンチャーズが名を連ねています。また、ALL STAR SAAS FUND、Coral Capital、Gazelle Capital、G-STARTUP、モバイル・インターネットキャピタルといった既存株主も引き続き支援を行いました。

新規株主からは、「Recustomer」のサービスやポジショニングに対し、期待を示すコメントが寄せられています。ecustomer社は、今後も、購入後体験の向上を通じて、EC市場における新たな価値創造を目指していくとのことです。

《Commerce Innovation編集部》