ZOZO、「ゆっくり配送」を本格導入し配送効率化 2024年問題対応の一環

・ゆっくり配送を本格導入
・配送効率化とCO2削減
・2024年問題への対応

企業 経営戦略
ZOZO、「ゆっくり配送」を本格導入し配送効率化 2024年問題対応の一環
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株式会社ZOZOは、運営するファッションEC「ZOZOTOWN」に、2024年8月5日から「ゆっくり配送」を本格導入しました。注文時にユーザーが配送オプションから「ゆっくり配送」を選ぶと、商品注文日の7日後から10日後までに発送され、通常配送に比べて最大で6日リードタイムが長くなります。

「ゆっくり配送」は、2024年問題への対応として、2024年4月に試験導入されました。試験導入では、注文をまとめることによる配送件数の削減や、繁閑に応じた発送作業の分散による配送の効率化などを検証。それぞれ効果が確認され、特に30代から50代の女性層、北海道在住のユーザーに多く利用されていることが明らかになりました。

「ZOZOTOWN」は、2024年問題解決に向けた取り組みを進めています。2023年9月には「置き配」を受け取りの初期設定にしました。現在では、注文の約8割が「あんしん置き配」となっています。

今回、「ゆっくり配送」を本格的に導入したことで、配送ドライバーの負担軽減やCO2排出量の低減が見込まれています。今後は、配送件数が増加するセールなどの繁忙期に「ゆっくり配送」を選択したユーザーにポイントを付与して効果を最大化する検証や、発送までのリードタイムを活用したモーダルシフトの検討も推進していくとしています。ZOZOは、これからも社会課題の解決に積極的に取り組む方針です。

《Commerce Innovation編集部》