(トップ画像は、佐川急便株式会社の持続可能な物流に関する2024年5月23日のプレスリリースより)
佐川急便株式会社は、2024年9月2日より、利用者が荷物の受け取り方法として「置き配」を選択できるサービスを開始すると発表しました。本サービスの導入は、顧客の利便性向上と物流の効率化を図ることを目的としています。
現在、佐川急便は個別契約を結んだ荷送人から出荷される一部の荷物に対して「指定場所配送サービス」として「置き配」に対応していますが、今後は同社のWebサービス「スマートクラブ」会員サイトおよびLINE公式アカウントを通じて、より多くの荷物において「置き配」が選択可能となります。
「置き配」の対象となる商品は、飛脚宅配便、飛脚ラージサイズ宅配便、飛脚航空便です。ただし、サービスや荷物の種類、および荷送人の意向により希望に添えない場合もあります。選択方法は、スマートフォンやパソコンから会員向けWebサービス「スマートクラブ」にログインし、受け取り方法で「置き配」を選択、場所を指定する形です。また、LINE公式アカウントからの通知でも「置き配」の選択が可能です。指定できる受け取り場所としては、宅配ボックスや玄関前、ガスメーターボックス、車庫、自転車のかご、物置などが挙げられています。
受け取り方法の多様化により、顧客の利便性の向上が見込まれるとともに、再配達削減によるトラック輸送時のCO₂排出量削減やドライバー業務の効率化が期待されます。サービスの内容は一部変更となる可能性がありますが、詳細はサービス提供開始時に公式サイトで案内する予定とのことです。佐川急便は、引き続き、持続可能な物流の実現に努めるとしています。