JR九州といちご、新幹線とバスによる新たな物流ルート開拓の実証実験

いちご株式会社は、九州旅客鉄道株式会社(JR九州)と協働し、新たな物流ルートを開拓する実証実験を行ったことを発表しました。

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JR九州といちご、新幹線とバスによる新たな物流ルート開拓の実証実験
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いちご株式会社は、九州旅客鉄道株式会社(JR九州)と協働し、新たな物流ルートを開拓する実証実験を行ったことを発表しました。JR九州バスと九州新幹線を組み合わせて、宮崎県の特産品を福岡に届け、博多駅で販売するルートの検証を進めます。

2023年12月19日に行った実証実験では、いちごが運営する「みやざきサンクスマーケット」で扱う宮崎県の逸品をJR九州バスで新八代駅へと輸送し、新八代駅から博多駅までを九州新幹線で運ぶするルートで即日配送し、「つばめマルシェ@博多」で販売しました。積載時および販売までの所要時間をはじめ、積載方法や振動状況の確認、ニーズの調査などを検証していきます。

「みやざきサンクスマーケット」では、宮崎県内で生産された新鮮な野菜やフルーツ、厳選した加工品を販売しています。また、宮崎県内の食材や土地の魅力を消費者に届けることを目指し、阪急百貨店や阪神百貨店など宮崎県外の催事において、宮崎県商品の販売企画・運営などを実現してきました。「つばめマルシェ」は、産地から新幹線や特急列車を活用し、当日届く旬の食材などを集めて、1日に数時間だけ駅にオープンするマルシェです。現在は、博多駅で毎月最終火曜日に開催しています。

JR九州では、九州新幹線や特急列車を活用した「貨物輸送サービス」を提供しています。また、他の交通機関と新幹線を組み合わせることにより、新幹線停車駅から離れた地域の逸品も即日輸送できる物流ルートを構築し、リードタイムの短縮や、トラックドライバー不足、CO2削減、地域産品の消費拡大といった地域課題の解決に取り組んでいます。

いちごは、引き続き「サステナブルインフラ企業」として、地元企業との関係を大切にしながら、宮崎の豊かな食材や土地の魅力を発信していくとのことです。

《Commerce Innovation編集部》