東急とパナソニック、UR都市機構の団地で空中配送ロボットの実証実験開始 世界初の技術

パナソニック ホールディングス株式会社、東急株式会社、独立行政法人都市再生機構(以下、UR都市機構)は、川崎市麻生区のUR虹ヶ丘団地にて、世界初となる郊外住宅地における空中配送ロボット技術を活用した配送サービスの実証実験を開始します。

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東急とパナソニック、UR都市機構の団地で空中配送ロボットの実証実験開始 世界初の技術
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パナソニック ホールディングス株式会社、東急株式会社、独立行政法人都市再生機構(以下、UR都市機構)は、川崎市麻生区のUR虹ヶ丘団地にて、世界初となる郊外住宅地における空中配送ロボット技術を活用した配送サービスの実証実験を開始します。

本実証は、持続可能なまちづくりの推進に向けて10月13日に締結した連携協定にもとづく取り組みの一環です。実証期間は、2023年11月18日から2024年3月31日までを予定。三者は、空中配送ロボットの技術およびサービスの効果検証を通じて、配送業界における人手不足や配送コストの上昇といった社会課題の解決や、少子高齢化が進行する郊外住宅地における買い物の利便性向上を目指します。

また、商品の受取場所に住民が集い、外出や交流の機会が創出されることによるウェルビーイングの向上や、コミュニティの形成による地域活性化へ寄与しながら、個人の自由で豊かな暮らしを実現し、生活者起点でのまちづくりを推進していきます。

空中配送ロボット 実証実験の概要

本実証実験における三者の連携内容は、「配送ロボットの技術検証」、「住民の利便性向上に資する新たな物流サービスの効果検証」、「郊外住宅地におけるコミュニティ形成および地域活性化への寄与の検証」の3つです。具体的に検証を行う内容としては、効果や課題の把握、利用頻度や利用目的のニーズの把握と、生活への影響調査などが挙げられています。

今回の導入では、専用アプリから住民の注文を受け、配送ロボットが東急ストア・吉野家などの商品を団地内の受取場所にある受取ボックスまで届けます。UR虹ヶ丘団地での結果を踏まえ、今後は虹ヶ丘地域、すすき野地域への拡大を視野に入れています。

実証実験の協力者として、株式会社東急ストア、東急バス株式会社、株式会社URコミュニティ、株式会社吉野家が名を連ねています。各企業の協力により、新たな配送サービスの実現と、持続可能なまちづくりに向けて実証を推進する予定です。

《Commerce Innovation編集部》