イオンとMujin、次世代物流ネットワーク構築に向け提携

イオン株式会社と株式会社Mujinが、イオングループ共通物流ネットワークの次世代化に向け、次世代自動化モデル構築のテクノロジーパートナーとして提携することに合意しました。

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イオンとMujin、次世代物流ネットワーク構築に向け提携

イオン株式会社と株式会社Mujinが、イオングループ共通物流ネットワークの次世代化に向けて、次世代自動化モデル構築のテクノロジーパートナーとして提携することに合意しました。

イオンは2000年代前半にグローバル・リテーラー水準の効率を実現するサプライチェーン改革を実行し、ハブ&スポークの視点でグループ共通の物流ネットワークを構築。小売事業の出店成長とPBを中核とする商品戦略を進めた結果、現在では改革着手時から3倍以上の事業規模となり、営業収益が9兆円を超える小売グループへと成長しました。

しかし、大改革から20年以上が経過し、物流DXの技術は著しく進化しています。また、脱炭素・物流課題解決・インフレ対応といった小売業における物流効率化に対する責務も高まっていることから、イオンは中期的視点でグループ全体の物流ネットワーク次世代化に着手することを決めました。今回の改革では、データと自動化技術に基づくサプライチェーン全体の最適効率化の実現を目指し、「サプライチェーン全体のデータ連携」「物流作業の自動化と知能化」「次世代拠点の最適配置」を進めていきます。

Mujinは、現場で培った数多のノウハウと、独自の知能化ソフトウェアを駆使するインテリジェントオートメーションカンパニーです。物流DXにおいて優れた技術力を持ち、物流現場へのロボット導入の面でも豊富な実績を誇ることから、イオンは次世代自動化モデル構築のパートナーとして最適であると判断。一方、Mujinはイオンと次世代自動化モデルを構築することが、さらなる社会課題解決への貢献となることを確信し、改革に参画する意向を表明しました。

今回のパートナーシップの締結により、イオングループ全体の物流構造改革の第一段階として、2026年を目途に次世代自動化モデルセンターの構築に着手します。センターの構築を皮切りに、本モデルのグループ展開を進めていく予定です。

《Commerce Innovation編集部》