ドン・キホーテ、『フォートナイト』活用で新たな顧客体験を創出

・ドン・キホーテ、フォートナイトでオリジナルマップを公開
・ゲーム内で店舗体験を再現し、若年層へのアプローチを強化
・tenshabi社と連携し、Z世代向けマーケティングを展開

テクノロジー メタバース
ドン・キホーテ、『フォートナイト』活用で新たな顧客体験を創出

株式会社パン・パシフィック・インターナショナルホールディングスが、「ドン・キホーテ」の認知および来店促進を強化するため、株式会社tenshabiとともに「フォートナイト」のゲーム体験を活用したマーケティング施策を展開することが明らかになりました。

2025年3月21日、フォートナイト内にドン・キホーテのオリジナルマップ「Don Quijote Prop Hunt」が公開されます。このマップでは、MEGA ドン・キホーテ渋谷本店を忠実に再現した空間で、「かくれんぼ」のゲームを楽しむことができます。プレイヤーは店内を探索しながら、オリジナルブランド商品や、ドン・キホーテならではの驚きと発見に満ちた売り場の雰囲気を体験できます。

今回の取り組みの狙いは、若年層や訪日観光客との新たな接点を創出し、ブランドの魅力を自然に伝えることです。ゲーム内でのインタラクティブな体験を通じて、ドン・キホーテの特徴的な店舗環境や商品ラインナップを紹介し、実際の来店や購買行動につなげることを目指しています。

また、ゲームと連動したキャンペーンを企画しており、クーポンや特典を用意することで、来店頻度の向上やmajicaアプリ会員化を促進していく予定です。

tenshabiは、フォートナイトクリエイティブを活用したオリジナルゲーム開発とZ世代向けマーケティングを展開しています。同社は2,000万プレイを超えるヒットタイトルの開発実績を持ち、データ分析に基づいた継続的なゲーム改善を行っています。

フォートナイトは全世界で5億人以上の登録アカウントを持つ人気ゲームで、様々なプラットフォームでプレイ可能です。この広大なユーザーベースを活用することで、ドン・キホーテは従来の広告手法では届きにくかった層へのアプローチを強化します。

本プロジェクトを通じて、ドン・キホーテはバーチャル空間での新たな顧客体験を提供し、デジタルネイティブ世代との接点を拡大する考えです。ゲームを活用する、実店舗とオンラインの垣根を越えたマーケティング戦略により、消費者との関係性に変化がもたらされるのか、注目されます。

《Commerce Innovation編集部》