株式会社セブン&アイ・ホールディングスは、カナダのアリマンタシォン・クシュタールからの買収提案について、現時点では受け入れられないとの意見を伝えたことを発表しました。
セブン&アイは、社外取締役のみで構成される特別委員会を設置し、提案を受け入れるかどうかの検討を慎重に進めてきました。アリマンタシォン・クシュタールからの提案は、発行済み株式のすべてを一株当たり$14.86 にてキャッシュで取得するという内容です。検討の結果、セブン&アイは、アリマンタシォン・クシュタール宛に、現時点では提案に賛同しかねるという書簡を送付したことを2024年9月6日に明らかにしました。
同社が公開した書簡によると、今回の提案では企業価値が著しく過小評価されており、株主やステークホルダーの最善の利益に資するものでないという結論に至ったとのことです。また、法規制に関する懸念を払拭するための具体的な用意について、説明不足であることを伝えています。さらに、日本の消費者の日常生活において、セブン&アイが食品小売、銀行業などにおいて不可欠な役割を果たしている点も、さらなる協議が必要な事項として記載しています。
アリマンタシォン・クシュタールは、積極的な買収や合併を通じて事業を拡大してきた企業です。「クシュタール」や「サークルK」などのコンビニチェーンを北米とヨーロッパを中心に約30の国と地域で展開し、1万6000以上の店舗を運営しています。
セブン&アイは、提案が本源的価値を十分に認識し、規制に関する懸念を払拭する内容であれば、「真摯に協議をする用意がある」とした上で回答しており、今後も質問に対応していく意向を示しました。今回の回答を受けて、アリマンタシォン・クシュタールがどのような動きに出るのか、注目されます。