三菱食品株式会社は、基幹システム「MILAI」のフルクラウド化を実施するためのプロジェクトを、2024年8月より開始することを発表しました。同社は、食品流通業界におけるレガシーシステムの課題や技術革新に迅速に対応するため、経営計画「MS Vision 2030」の中で掲げた「データ活用基盤の強化とAI技術の徹底活用」の実現に向けて、「MILAI刷新プロジェクト」のロードマップを策定しました。
本プロジェクトでは、自社で管理および運用を行うオンプレミスからクラウドサービスへと全面的に移行することにより、システム管理コストや運用負担の軽減を目指します。投資額は約100億円に上り、受発注、物流、販売、在庫、会計などの各機能を個別にリファクタリングや再構築し、マイクロサービス化を進めることで、パフォーマンスの向上とコストの最適化を図ります。
三菱食品は、業務の効率化と高度化に向けて、AIやAutoMLの活用を進める予定です。また、2023年度に先行構築されたクラウドデータ活用基盤と連携し、気象や人流情報などを含む外部データと内部データを統合・加工・分析することで、迅速な意思決定や業務プロセスの自動化を加速させます。さらに、企業間のデータ利活用エコシステムの構築により、新たな価値創造を目指すとしています。
三菱食品は、事業を通じて持続可能な社会の実現に貢献するというパーパスを掲げており、基幹システムやデータ活用基盤のモダナイズを推進する方針です。同社の大規模なシステム刷新により、食品業界における変革が期待されています。