電通とRoktが業務提携を強化、リテールメディア市場拡大を目指す

Rokt(ロクト)合同会社は、株式会社電通との業務提携を強化し、リテールメディア市場の拡大を目指すと発表しました。

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電通とRoktが業務提携を強化、リテールメディア市場拡大を目指す

Rokt(ロクト)合同会社(以下 Rokt)は、株式会社電通(以下 電通)との業務提携を強化し、リテールメディア市場の拡大を目指すと発表しました。

EコマーステクノロジーのリーディングカンパニーであるRoktは、ECサイトの購入完了ページに最適化した広告を表示するソリューションを提供しており、顧客の次の行動を喚起する精度の高さが特徴です。グローバルに事業を展開し、Roktの機械学習テクノロジーは世界中の主要企業に利用されています。

Roktと電通は2019年に業務提携を結び、Roktの日本国内におけるGo-to-market戦略の立案と実行を電通が支援してきました。今回の業務提携の強化では、国内のリテールメディア市場の拡大を目指しています。

リテールメディアは、小売業者が自社サイトなどをメディア化して広告を配信し、新たな収益を創出する手法です。クッキーレスやATT(App Tracking Transparency)などの規制に影響を受けないため、広告主やEC事業者から新たな広告手法として注目されています。

業務提携の強化に伴い、電通はEC事業者に対してEコマースマーケティングソリューション「Rokt Ecommerce」を紹介し、リテールメディア型広告事業への参画を支援する予定です。同時に広告主には、広告主向けソリューション「Rokt Ads」の提案及び導入を推進し、広告メディア戦略においてリテールメディアを出稿先として選択できる環境を整えていきます。

《Commerce Innovation編集部》