株式会社HIKKY（以下、HIKKY）は、同社が提供するメタバースサービス「Vket Cloud」がLINEミニアプリとして提供できるようになったことを発表しました。これに伴い、メタバースを活用したLINE公式アカウントの運用ソリューションの提供も開始しています。
Vket Cloudは、スマホやPCのブラウザから手軽にアクセスできるWebメタバースを作成するサービスです。LINEミニアプリは、LINE APIの様々な機能を利用できるWebアプリケーションであり、LINEのプラットフォーム上で動作します。Vket CloudとLINEの連携により、企業はLINE公式アカウントを通じてメタバース体験を提供することが可能となりました。従来と異なる新しい形で、顧客やファンとのエンゲージメントを強化できるようになります。
HIKKYは、多数のメタバースイベントやコンテンツを企画運用してきたノウハウを活かし、Vket Cloudで提供される体験型コンテンツを活用したLINE公式アカウントの設計、セットアップから集客、運用までをワンストップで支援するソリューションを提供します。
新サービスにより、ゲームスコアに応じてLINE公式アカウントからクーポンを配布するなど、メタバース内での行動に応じた特典の付与が可能となりました。また、イベント直前の告知や重要なアナウンスをプッシュ通知でリアルタイムに配信できます。
さらに、メタバースを通じて配信したメッセージや情報をユーザーがLINE経由で簡単にシェアできるようになり、コミュニティを拡大しやすくなりました。Vket CloudはWebサービスのため、既存サービスとの連携など各種機能の追加が可能で、企業向けソリューションとして高い柔軟性を持ちます。
HIKKYは世界最大級のメタバースイベント「バーチャルマーケット」の主催や、開発サービスVket Cloudの開発を主軸に、XRソリューションを提供しているVR法人です。同社は今後も技術革新を続け、ユーザーや企業がメタバースを活用した未来を体験できる新しいサービスを提供していくとしています。
なお、今回の発表に先立って、HIKKY COOの喜田龍一氏とLINEヤフー株式会社の比企宏之氏が「LINEミニアプリとメタバースの未来」について語った対談が公開されています。
国内では2024年3月時点で月間9700万人以上が利用しているLINEとの連携により、メタバースにアクセスするユーザーが増加すると見込まれます。Vket CloudはEC機能も提供しており、今後、小売企業での導入が加速していきそうです。
