
株式会社インターファクトリーは10月26日、同社が提供するクラウドコマースプラットフォーム「EBISUMART(エビスマート)」の累計導入実績が、2026年10月時点で850サイトに到達したと発表した。
近年は独自のカスタマイズを前提とした大規模ECサイトに加え、BtoB-ECや高水準のセキュリティが求められる国内の大手・中堅企業で採用が広がっているという。
大規模EC・BtoB領域で採用が拡大
EBISUMARTは2004年にサービスを開始し、2010年にクラウドコマースプラットフォームへ進化した。同社は導入サイト数の拡大だけでなく、事業成長のフェーズが変わっても安心して使い続けられる環境づくりを優先課題に位置づけている。
大規模ECやBtoB-ECでは、拡張性や安定性、外部システムとの連携、セキュリティ対策に高い水準が求められる。複雑な取引フローへの対応も必要となるため、基幹システムや受発注システムとの柔軟な連携が重要になる。
長期利用を支える2つの強み
1つ目は、継続的な自動アップデートだ。EBISUMARTは毎週機能アップデートを実施しており、累計のアップデート数は2026年10月時点で1,700件を超えた。OS、Java、データベースなどの基盤も計画的に無償で更新し、利用企業側の追加コストや作業負担を抑えている。
2つ目は、セキュリティ体制である。ISMS認証の取得やPCI DSS準拠に加え、24時間365日の監視体制を整えた。毎年の脆弱性診断、WAFの標準提供、通信とデータベースの暗号化、利用ログの長期保持も実施している。2025年のセキュリティ関連の機能リリースは20件で、前年比約42.9%増となった。主要な対策は月額利用料の範囲内で提供している(一部有償オプションあり)。
流通総額は2,045億円、シェアは9年連続No.1
一般的なECシステムは3~5年ほどで老朽化や保守切れを迎え、リプレースが必要になるケースが多い。同社は、継続的な機能追加と柔軟な拡張性により、リプレースの手間やコストをかけずに長期利用できると説明している。
2025年度にEBISUMART上で取引された年間流通総額は2,045億円で、前年度比約20.5%増となった。日本ネット経済新聞の調査では、カスタマイズ対応可能なクラウド型ECサイト構築サービス市場で9年連続シェアNo.1を獲得している。
今後の展望
代表取締役社長兼CEOの蕪木登氏は、規模拡大やBtoB展開に伴い「安心してシステムを委ねられるか」という信頼性が求められると述べている。
同社は今後、EBISUMARTを単なるEC構築システムにとどめず、事業成長に寄り添う総合プラットフォームへ進化させる方針だ。運用・マーケティング支援の「EBISU GROWTH」、商品情報管理の「EBISU PIM」、AIサービス「EBISU AGENT」などとの連携を深め、大規模ECとBtoB-EC向けの機能と体制を強化していく。

