
株式会社ロジレスは、EC自動出荷システム「LOGILESS(ロジレス)」で、同じ商品の在庫を用途ごとに分けて管理できる「在庫区分」機能を2026年10月1日に提供開始しました。約80社への先行提供で寄せられた意見をもとに改善を重ねたといいます。
商品コード(SKU)やアカウント数を増やさずに、同じ商品の在庫を「EC用」「卸用」「B品」などの用途ごとに分けられます。
開発の背景
同じ商品の在庫を販路や品質で分ける場合、SKUやシステムのアカウントを分けて登録する方法が一般的です。ただ、商品マスタの整備などの管理工数が増え、運用の負荷が大きくなりやすいという課題がありました。ECと卸を併せて運営する事業者や、B品を良品とは別の販路で再販する事業者では、特に顕著だとしています。
機能の概要
在庫区分マスタを作成し、倉庫のロケーション(棚)にひもづけて管理する仕組みです。区分をひもづけていないロケーションは「通常区分」として扱われるため、既存の運用を止めずに移行できます。
区分は受注の引当から倉庫でのピッキング、モール・カートへの在庫連携まで一貫して適用されます。店舗ごとに設定した「デフォルトの在庫区分」をもとに、出荷作業の開始時にピッキング先が自動で確定します。在庫連携では、デフォルトの区分に設定したフリー在庫数のみが反映されるため、卸用や予約用の在庫がEC側の販売在庫に含まれることはありません。

活用イメージ
自社ECと卸を併売する場合:EC用と卸用で区分を分け、得意先ごとに納品予定分を確保
定期通販の場合:定期注文用と通常注文用に分け、次回配送分を新規注文から守る
返品やB品を扱う場合:良品、B品・アウトレット、検品中などに分け、B品を指定して出荷指示が可能
国内向けと海外向け、ポップアップストア用など、区分の名称と数は事業者側で定義できます。
先行導入企業の声
プロテインブランド「ULTORA」などを展開する株式会社Leo Sophia Groupは、自社ECと卸の両方で商品を販売しています。得意先ごとに在庫区分を設けることで、賞味期限を考慮した在庫の確保ができるようになりました。区分の中では古いロットから順に引き当てられるため、先入れ先出しが自然に実現し、以前あったロット逆転もなくなったそうです。モール・カートの注文も、ひもづけた区分から自動で引き当てられます。
料金と提供条件
対象はLOGILESSを契約中のユーザーです。料金は月額10,000円(税抜)の有料オプションで、通常の利用料金は別途かかります。新規に申し込む場合は、申込日から30日間は無料で使えます。申し込みはLOGILESSマーチャント画面の「組織設定>各種申請>その他オプション」から行います。
あわせて、10月15日(木)17:00~17:45にオンラインセミナーを開催します。Leo Sophia Groupが登壇し、EC用と卸用で在庫を分けた運用事例を紹介します。参加は無料で、未導入の方も参加できます。





