阪急阪神グループの商業施設ハービス PLAZA、遠隔接客「RURA」の実証実験開始

・RURAがハービスPLAZAで実証実験
・遠隔接客による効率的な施設運営
・自動翻訳機能でインバウンド対応強化

テクノロジー DX
阪急阪神グループの商業施設ハービス PLAZA、遠隔接客「RURA」の実証実験開始
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タイムリープ株式会社は、同社が提供する遠隔接客サービス「RURA(ルーラ)」が、阪急阪神不動産と阪急阪神ビルマネジメントが運営、管理している商業施設「ハービス PLAZA/PLAZA ENT」のインフォメーションカウンターにおける実証実験に採用されたことを発表しました。

「RURA」は、遠隔地にいるスタッフがモニターを通じて来店客に接客を行うシステムです。本システムの導入により、従来のインフォメーションカウンターに加え、館内のほかの場所でもリモートでの案内が可能となり、施設運営の効率化と顧客サービスの向上が期待できます。

今回の実証実験は、インフォメーションにおけるデジタル技術の導入を目指し、大阪・梅田に位置するハービスPLAZAの1階およびハービスPLAZA ENTの地下1階にて行う予定です。実証期間中には、設置場所や表示画面を変更する可能性があります。

特に注目されるのは、「RURA」に搭載された自動翻訳機能です。英語や中国語など複数の外国語に対応しており、顧客側のモニターには外国語字幕が、スタッフの画面には日本語字幕が表示されます。本機能により、インバウンド客に対しても母国語での接客が可能となり、言語の壁を越えたスムーズなコミュニケーションが実現するため、訪日外国人客の満足度向上が見込まれます。

2019年に設立されたタイムリープは、「最も大切なことに時間を使える世の中を実現する」というビジョンを掲げ、「RURA」を開発、提供してきました。接客の一部を遠隔で集約するシステムにより、新型コロナウイルス感染症対策や、接客業における新しい働き方の提案にも貢献しています。今回の実験を通じて、商業施設における「RURA」活用の検証が進み、さらなる機能拡充や利便性の向上につながることが期待されます。

《Commerce Innovation編集部》