Repro株式会社は、同社のアプリマーケティングツール「Repro App」が株式会社ニトリの公式アプリに導入されたと発表しました。
ニトリは、リアル店舗とECを融合させたオムニチャネル戦略を推進する中で、アプリを顧客接点の中核として位置づけています。商品検索から店舗在庫確認、購入履歴管理までを一元的に提供することで、オンラインとオフラインをつなぐ体験価値の向上を図っており、2200万人を超える会員基盤へと成長しています。
会員数の増加に伴い、従来のアプリマーケティング基盤では大量配信時のパフォーマンスやユーザーごとに適切なタイミングで通知を配信することが困難となり、基盤刷新が急務となっていました。
ツールの選定において、特に重視されたのは「リアルタイム性を持った大量のプッシュ通知配信ができること」「ユーザーの行動・属性に応じて細やかにコミュニケーションが設定できること」の2点で、十数社の中からRepro Appが採用されました。
Repro Appが採用された最大の決め手は、「誰に・何を・いつ届けるか」、というコミュニケーションの本質に対して、システム面、運用面で確実に計画に沿った施策を実現できることです。具体的には、安定的かつスピーディーな配信性能を持つ強固な基盤、エンジニアスキルが不要で少人数でも運用できるUI、導入前の技術サポートと提案内容、中長期の展開を見据えた柔軟性、実績と信頼の5つの観点からReproが他ツールに対して優位性を持つと評価されました。
今回の導入では、一部のプッシュ通知配信からReproが担い、段階的にセグメント配信、シナリオ配信へと施策を拡張予定です。Reproは、ユーザーの行動や属性データを活用したシナリオ設計や、CDPとの連携による通知配信なども視野に入れ、少人数体制でも高頻度のPDCAを実現可能なUI・運用環境を提供します。
今後は、店舗・サイト・購買データなど、アプリ外の情報も統合した顧客体験の最適化を見据え「すべてのユーザーに、欲しい情報を欲しいタイミングで届ける」アプリコミュニケーションの実現を支援していくとしています。
オムニチャネル化が進む中で、リアルタイムのプッシュ通知やパーソナライズが可能なマーケティングツールの活用は、顧客体験の向上に直結します。大規模な会員基盤に対し、効率的なコミュニケーションを実現することで、より精度の高い販促施策が可能となるでしょう。