Amazon、地域の中小企業に商品の配達を委託する新しい配送モデル

Amazonは、Amazonのユーザーに商品を届けるラストマイルの新しい独自配送モデル「Amazon Hubデリバリーパートナープログラム」を発表しました。

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Amazon、地域の中小企業に商品の配達を委託する新しい配送モデル

Amazonは、Amazonのユーザーに商品を届けるラストマイルの新しい独自配送モデル「Amazon Hubデリバリーパートナープログラム」を発表しました。

「Amazon Hubデリバリーパートナープログラム」は、Amazonの商品の配達を地域の中小企業に委託する新しい独自の配送プログラムです。パートナーは、空き時間を利用してAmazonの商品を近隣に配達することで、報酬を得ることができます。雑貨店、写真館、レストラン、新聞配達店、居酒屋、美容室、花屋、アパレルショップ、コーヒーショップ、犬のブリーダーといった数百の中小企業がパートナーとして参加しています。

配送は、その日の営業スケジュールに合わせ、空き時間などに行うことが可能です。配送する商品は、決められた日に、パートナーの事業所や営業所、店舗などにまとめて届けられるため、指定の配送先に空き時間を利用して届けます。パートナー企業は、本業に従事しながら、隙間時間を利用し、副収入を得ることができます。

配達先は、店舗や事業所から最長約2Km圏内。配達方法は自由に選択することができます。配達する商品の個数はさまざまですが、現在は通常1日に約30~50個。数時間程度で配達を完了させることができます。

「Amazon Hubデリバリーパートナープログラム」の登録は、所定の条件を満たせば誰でも可能です。主な条件は、オーナーまたはスタッフ等がオフピーク時に配達時間を確保できること、商品を保管するための十分なスペースがあることなどです。

現在の募集対象エリアは、東京・千葉・埼玉・神奈川・大阪・京都・兵庫・愛知・福岡の9か所。今後、エリアの拡大を目指しています。また、Amazon Hubデリバリーパートナープログラムは、インド、スペイン、メキシコでも運用しています(2022年12月現在)。

《s.m》

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