実店舗向けスマートデジタルラベル（電子棚札）とIoTソリューションを提供するグローバル企業SES-imagotagは、米国ウォルマートとの戦略的パートナーシップを拡大し、シェルフエッジ（棚の端）のデジタル化を進めると発表しました。ウォルマートは、アーカンソー地域のトライアル店舗での結果を受けて今回のパートナーシップ拡大を決めており、SES-imagotagが提供するサービスの導入店舗を拡大していく予定です。
SES-imagotagが提供する電子棚札管理用店舗IoT クラウドプラットフォーム「VUSION」は、商品陳列棚とクラウドを接続し、商品の在庫や位置に関する正確な情報をリアルタイムで提供することにより、在庫、欠品、無駄を削減し、棚上の在庫状況とマーチャンダイジングのコンプライアンスを改善します。
ウォルマートは、「VUSION OSプラットフォーム」と「VUSION IoT Cloud」プラットフォームをフル活用し、クラウド接続された数億台のIoTデバイスへの拡張を実施しました。また、「SES-imagotag IoT Radio Protocol」を導入し、既存のWi-Fiと統合することで迅速な展開を可能にし、高水準のIoTセキュリティを実現。トライアル店舗では、従業員の生産性と顧客体験を最適化する技術的進歩の導入に成功しました。
さらに、SES-imagotagは、ウォルマートの持続可能性プログラム「Gigaton」の目的に沿った「VUSIONeプログラム」を開始しました。「VUSIONe」は、IOTにおける30年の経験を網羅し、ESL（電子棚札）業界における最高の持続可能性基準を設定しています。ウォルマートは、SES-imagotagとそのパートナーが提案する最適化されたエネルギー管理ソリューション、リサイクル可能な材料の使用量の増加、包装の削減、スリムなサプライチェーンとロジスティクスから利益を得ることができます。
ウォルマートのマーチャントトランスフォーメーション、次世代およびラスト・マイル・デリバリー製品担当上級副社長、ジョン・クレセリウス氏は、「電子棚札による商品情報表示の次の進化をより多くの店舗にもたらすことに興奮しています」と述べています。
