テックファームグループで日本産品の輸出と海外マーケティングを手掛ける株式会社WeAgriは、特殊冷凍ソリューションを手掛けるデイブレイク株式会社と業務提携したことを発表しました。
コロナ禍以降世界的に冷凍食品の需要が増加し、シンガポールでは特に「Ready to Eat」市場で年間2.6%の成長が予想されています。同国で注目を集めているのが、高品質な日本産冷凍食品です。本提携により、国内食品メーカーのシンガポールを起点とした東南アジア展開を支援していきます。
デイブレイクは、特殊冷凍機に特化した国内唯一の専門会社です。食品事業者への特殊冷凍機の販売や導入支援、特殊冷凍食材の流通事業などを展開。同社が開発した「特殊冷凍ソリューション」では、食材の細胞を破壊せず新鮮なまま冷凍し、美味しさを損なわずに解凍できます。うなぎの蒲焼や稲荷寿司など海外への輸送が困難だった食品が冷凍でき、賞味期限も延長するため、安定した輸出が可能となりました。
一方、WeAgriは、日本産品の輸出業務からマーケティングまで一貫して支援するサービス「コネクトアジア」を提供しています。本サービスでは、越境ECや現地インフルエンサーを活用した販売やプロモーション活動を実施。日本の農水産物・加工食品に対するブランディングやマーケティングに長年の経験を持ち、最新の流通技術を組み合わせた独自の流通プラットフォームを展開しています。
デイブレイクとWeAgriの提携により、シンガポール市場での展開がさらに進むことが期待されます。業務提携に先がけ、5月よりシンガポールで8社の商品の販売を開始しました。日本産冷凍食品の需要に応えるため、両社は連携して販路拡大を目指していきます。
