かっこ株式会社は、不正注文検知サービス「O-PLUX（オープラックス）」において、越境ECの不正対策を強化する新機能をリリースしました。アップデートにより、英語表記の住所情報における表記ゆれを補正する機能が追加され、海外からの注文に対する安全性が向上します。
経済産業省のデータによれば、越境ECの世界市場規模は2021年には7,850億ドル（約122兆円）と推計され、2030年までに10倍近くの7兆9,380億ドルに成長すると予測されています。2022年頃の円安を追い風として新規の海外ユーザーのすそ野が広がっており、今後も越境ECでの需要増加が見込まれています。
「O-PLUX」は、データサイエンスを駆使した独自の審査ロジックで不正注文をリアルタイムに検知し、クレジットカードのなりすまし注文や不正転売、後払い未払いなどの不正被害を防ぐクラウドサービスです。今回のアップデートにより、「O-PLUX」や「不正チェッカー」サービスを利用する事業者は、国内外を問わずに安心して取引を行うことが可能となります。
かっこは、セキュリティ・ペイメント・データサイエンスの技術とノウハウをもとに、アルゴリズムおよびソフトウエアを開発・提供することで、企業の課題解決やチャレンジを支援してきました。特に、「不正検知サービス」を中核サービスとして位置づけ、「O-PLUX」のほか、不正アクセス検知サービス「O-MOTION」やフィッシング対策などのサービスを提供しています。今後も、同社は最新の不正手口に関する分析と研究を重ね、機能拡充とサービス開発に取り組み、オンライン取引・ネット通販の安全な環境づくりに貢献していく方針です。
