株式会社Nintは、国内のEC市場の約7割を占める3大ECモール（楽天市場・Amazon・Yahoo!ショッピング）の市場動向データを一元化した新たなデータベースを開発し、ビッグデータ解析プラットフォーム「dataNexus」の提供を開始しました。また、データベースを活用して分析を行った市場調査レポートを公開しています。
新データベースにより、経済産業省が発表する「電子商取引に関する市場調査」のBtoC物販系8ジャンルの内容に則した比較が、3大ECモール単位で可能となります。ECモール毎にジャンルやカテゴリが異なるため、これまでは市場全体の分析がしづらく、時間とコストが必要でした。本サービスにより、容易に目的に合った分析ができるようになります。
統合データベースでの分析によって、EC関係者は市場の変化を従来より網羅的に把握でき、効果的な戦略策定が可能です。異なるモール間での商品カテゴリーの比較が容易になることは、消費者の購買行動や市場のトレンドをより深く理解するために役立つと想定されます。さらに、異なるモール間でのデータを統一した分析によって未開拓の市場領域や新たな顧客層の特定が可能になり、成長機会を発見できる可能性があります。
「dataNexus」の特徴
「dataNexus」の特徴は、3モール横断での分析を一つの画面内で完結させる「EC強化BIツール」や、予めECデータ分析のノウハウがつまったダッシュボード「EC強化ダッシュボード」などです。
また、BIツール導入に必要なデータ前処理やデータウェアハウス構築といった作業はNintデータであれば不要で、申し込み後最短1ヵ月で導入できます。BIツール「Tableau」の技術サポート4時間分が付属します。
調査レポート
今回、Nintはデータベース開発を発表するとともに、調査レポート「電子商取引に関する市場調査をもとに3大ECモール市場とEC市場を比較する（2021-2022）」を無料公開しました。本レポートには、経済産業省発表の電子商取引に関する市場調査の見解のほか、開発した共通DBを用いた3大モールと経済産業省発表のBtoC物販8ジャンルの比較、詳細な粒度での3大ECモールの分析を掲載しています。
