株式会社JCBは、AIを活用して加盟店の審査・登録を自動化する新システムを導入したことを発表しました。
新システムでは、EC決済代行サービス事業者が自ら加盟店情報をアップロードでき、不備チェックの即時判定、審査、マスタ登録に至る一連のプロセスを自動化しています。加盟店申請を受領してから事業者へ回答するまでに従来は2～3営業日必要でしたが、最短4時間で審査・登録が完了し、利用可能になりました。
AIが過去の審査データを学習し、付随情報として外部情報の収集・分析を行うことにより、精度の持続的向上を実現。加えて、定められたロジックの範囲において審査を自動（判定率90%程度）で行うため、リードタイムを大幅に短縮し業務を削減しています。 また、本システムは、クラウド基盤上で開発しているため、柔軟なサービス拡充が可能です。
キャッシュレス決済市場の拡大を受け、クレジットカードだけではなく、電子マネーやQRコード決済などに関する加盟申請が大幅に増加しています。同社は現在、店頭決済代行サービス事業者向けの開発に着手しており、今後も加盟店のニーズにあった機能をリリースしていくとしています。
