Amazon、リヤカー付き電動アシスト自転車での配達サービスを開始

Amazonは、安全で迅速かつ効率的な配達を提供する取り組みの一環として、リヤカー付き電動アシスト自転車を活用した商品の配達サービスの開始を発表しました。

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Amazonは、安全で迅速かつ効率的な配達を提供する取り組みの一環として、リヤカー付き電動アシスト自転車を活用した商品の配達サービスの開始を発表しました。本サービスにより、軽バンや運転免許を保有していなくても配達を担当できるようになり、温室効果ガスの排出を減らし、より持続可能な配達を実現します。

注文された商品は全国の物流拠点であるフルフィルメントセンター(FC)に集約され、Amazonのデリバリーステーション(DS)に届けられた後に、独自の配送プログラム「アマゾンロジスティクス」によって、委託先の配送業者を通じて注文者の玄関先に届けられます。プロセスの最後の「ラストワンマイル」にリヤカー付き電動アシスト自転車を使用することで、自動車や運転免許の有無にかかわらず配達が可能となります。

また、リヤカー付き電動アシスト自転車で配達する商品も、置き配の設定が可能です。置き配は、安全で非接触型であることに加え、対面で商品の受け取りに対応する必要がありません。Amazonでは、玄関への置き配が初期設定となっており、指定場所を変更することもできます。置き配を利用することで、再配達の削減にもつながります。

アマゾンジャパン合同会社 アマゾンロジスティクスの代表アヴァニシュ ナライン シング氏は、「特に過密地域において、デリバリーサービスパートナーがより便利で持続可能な方法でAmazonの商品を配達できるようにする取り組みの一環として、リヤカー付き電動アシスト自転車での配達が可能になったことを大変嬉しく思います」と述べました。また、同氏は「迅速かつ確実に、そして何よりも持続可能な方法でAmazonの商品をお受け取りいただけるよう、リヤカー付き電動アシスト自転車の配達エリアや台数を拡大してまいります」と方針を明かしています。

リヤカー付き電動アシスト自転車は、国内24の都道府県ですでに数百台がデリバリーサービスパートナー(通称DSP)によって活用されており、今後数年以内に順次配達エリアや台数を拡大し、年間数千万個の商品を配達予定です。

《Commerce Innovation編集部》