物流・在庫管理

2019/03/20

オープン型宅配ボックス「ERY BOX」が佐川急便・ココネットと連携して実証実験を開始

オープン型宅配ボックス「ERY BOX」が佐川急便・ココネットと連携して実証実験を開始

 オープン型宅配ボックスサービス「ERY BOX」を運営するERY JAPAN LLC.は18日、佐川急便株式会社、ココネット株式会社と連携し、それぞれの扱う荷物をユーザーの指定したERY BOXに届けることができる実証実験を開始すると発表した。これにより佐川急便の再配達受取場所として、新たにERY BOXを選択できるようになる他、佐川急便やココネットの荷物がERY BOXに配達されると、ユーザーへメールやSMSが送信され、ユーザーに発行されたQRコードや暗証番号で簡単に荷物を受け取ることができる。
 杉並区や足立区、中野区など都内5ヶ所に追加でERY BOXを設置することが決まっており、今後、順次EC事業者との連動も推し進めていくとのこと。

宅配業界の課題解消なるか

 そもそも「オープン型宅配ボックス」の最大の魅力は、大型マンションなどに設置されている居住者の宅配ボックスと異なり、誰でも利用することができることにある。そのため、多くの人が利用しやすい主要な駅や店舗、施設などに設置されることが多く、受取人の住所が特定されないという利点から、CtoCサービスに利用時などに重宝されてきた。また、不在がちな共働き世帯や単身世帯などで起こる再配達の問題や、ドライバー不足による業務負担の解消につながると期待されている。
 さらにココネットが提供するようなスーパーやコンビニで購入した商品を自宅まで届けてくれる配達サービスも、高齢化の進行やネットスーパーの普及により、ますますニーズが高まってくることが予想されている。

 こうした多くのポテンシャルを秘める「オープン型宅配ボックス」だが、なかなか利用が進まない現状には、「自分の生活拠点に宅配ボックスがない」「同じ送料なら自宅まで届けてもらったほうが楽」などといった事情がある。佐川急便などの宅配事業者との連携もさることながら、EC事業者とも積極的に連携を推進し、自宅配送よりも宅配ボックスへの配送の方が送料面・効率面・安全面のいずれかで優位に立てるよう差別化を図る必要がありそうだ。

 

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