2016/08/18

「ものづくりをしている人の励みに」BASEが描くネットショップの未来

「ものづくりをしている人の励みに」BASEが描くネットショップの未来

BASE株式会社 代表取締役 鶴岡裕太氏


無料で簡単にネットショップが開設できる「BASE」。利用店舗は20万店舗を超え、日々さらなる機能追加が行われている。今回は、ECサポーター編集長・清水が、「BASE」の企画・開発・運営 を行うBASE株式会社、代表取締役鶴岡氏に「BASE」の想いや今後の展望について伺った。(インタビュー後半)

ものづくりをしている人の励みになる存在でありたい

清水 ものづくりというキーワードが何度も出てきましたが、実際にものづくりをされている事業者さんからの声はありましたか?

鶴岡「BASE」を利用されている店舗様から先日嬉しい声をいただきました。老舗のお煎餅メーカーさんで、今「BASE」の中で、ものすごく人気店舗になっています。商品の新たな販売チャネルとして通販を検討した際に「BASE」を見つけてくださったそうです。通常のECサイトの立ち上げにかかる負担をご存じの方だったので、「BASE」では運営にかかる負担が少ないことをとても喜んでくださり「BASEがあって本当に助かります」と言ってくださいました。

他にも、伝統工芸品を作っている職人の方に使っていただいています。職人さんにとって、一番時間を費やしたいのは商品を製作する時間です。「BASEは操作が簡単なので、一番大事な『つくる』時間を中心にしながらも、ネットショップに挑戦できる環境がある。ものづくりをする人の励みになっている」と温かい言葉をいただきました。嬉しい感想をいただき我々も励まされています。

清水 「BASE」が簡単に使えるおかげでものづくりの時間が確保出来ている、まさに「BASE」がものづくりのあり方を変えていますね。鶴岡さんは、今後ECはどうなっていくとお考えですか?

鶴岡 テクノロジーとインターネットが、さらに日常に介入していくことは間違いないですね。人間が出来ることとロボットが出来ることの境目がなくなっていき、下手したら人件費がロボットより安くなって人間が下請けになってしまうかもしれません。

清水 技術の進化が人間のためになっているかわからなくなりそうですね。

鶴岡 そうですね。だから売り手の人にとっては、人にしか作れないもの、更に言うとその人しか作れないものが価値を持ち始めるように思っています。価値を販売する場所を「BASE」で独占したいわけではなく、リアルショップや他のネットショップ運営サービスと併用でも構わない。でも自分の作りだした価値で生きている人を増やしていきたいと思っています。

買い手にとっては、今以上に欲しいモノにすぐアクセス出来るようになっていくでしょう。全てのモノが、いつでもどこでもネットで手に入るようになる時代が来ると思います。その際選ばれる店舗が「BASE」上にあって欲しいですね。そのためにもより多くの方にご利用頂けるよう「BASE」がネットでモノを売ることと、買うことをさらに簡単にしていくつもりです。

清水 ネットショップ運営をされている方に向けて、何かアドバイスはありますか?

鶴岡 とにかく良い商品を作ることに集中して頂けたらと思います。我々はショップ運営をもっと簡単にできるように、そして集客もさらに手伝えるようにしていきます。効率化により浮いた時間をものづくりの時間に費やして貰えたらと思います。お客さんが見たら必ず買ってしまうような魅力的な商品が並んでいるネットショップになったら最高ですよね。

通勤時間に商品を見つけて、5秒で買って欲しい

清水 集客の強化以外で注力されている事業はありますか?

鶴岡 オンライン上の決済・購入をもっと簡単にする「PAY ID」というID決済サービスですね。弊社では「BASE」のほかに、「PAY.JP」(ペイドット ジェーピー)という開発者向けのオンライン決済サービスを提供しています。既存のWebサービスやECサイトにクレジットカード決済機能を無料で簡単に導入できるもので、複雑なコードを書く必要がなく、加盟店審査も速いのがメリットです。「PAY ID」は購入者向けのID型決済サービスで、「PAY.JP」を導入しているネットショップであれば、共通のIDでログインするだけで決済ができるので、店舗ごとに購入用のアカウントを作成したりクレジットカード番号や住所等の情報をいちいち入力したりする必要がなく、簡単にモノが買えるようになります。

通勤途中などの隙間時間に商品を見つけ、5秒後にはもう購入できているというくらい、買うという行為を簡単にできたらと思っています。「BASE」のネットショップでは「PAY ID」を使うことで、購入都度必要だった情報の入力が不要になりました。これにより実際にリピーターが増えたという声も上がっています。

日本はまだまだ現金が利用されている社会ですが、いずれはIDだけでどんな買い物も出来る時代が来るかも知れない。その時に「PAY ID」が決済のインフラなっていたいですね。まずは「BASE」の20万店舗を超えるネットショップに導入し加盟店拡大を目指しますが、ゆくゆくは「BASE」以外のあらゆるWebサービスで導入いただけたら嬉しいですね。利用先は問わず「現金」をリプレイスしうるオンライン上の価値をつくっていきたいと思っています。

(文:井澤梓)

 

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author清水 正樹
オンラインセレクトショップ「スタイルストア」やギフト専門サイト「COOCMO」の事業責任者。1986年千葉県生まれ。大学在学中にWEB動画マーケティング事業で起業。その後、株式会社オールアバウトに入社、メディア運営・EC事業の立ち上げなどに携わり、現在は株式会社エンファクトリー副社長。兼業で合同会社flasco代表。
清水 正樹

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