2016/04/30
ヤマト運輸が佐川急便や日本郵便と連携。宅配で初の共同配送を開始

東京・多摩ニュータウンで開始
ヤマトホールディングスは4月27日、佐川急便や日本郵便の宅配業務を請け負う新たな取り組みを、東京都多摩市の「多摩ニュータウン」で開始すると発表した。子会社のヤマト運輸が、自社の荷物と他の配送業者の荷物を一括で顧客に届ける。住宅向けに共同配送を行うのは初めて。配送スタッフの確保や、再配達への対策が課題となる中、他社と連携することで物流業務の効率化を図る。
国交省のモデル事業
ヤマトホールディングスの取り組みは、国土交通省が推進する「地域を支える持続可能な物流ネットワークの構築に関するモデル事業」の一環。ヤマトホールディングスと独立行政法人都市再生機構、多摩市が連携して取り組む。配送スタッフとして地域住民を積極的に採用するという。
買い物代行なども開始
ヤマトグループは多摩ニュータウンにおいて、地域住民向けに家事代行サービスを提供するほか、近隣の小売店の商品を当日中に届ける「買い物便」も開始する。営業拠点として、多摩ニュータウン内に「ネコサポステーション」を2カ所開設。宅配ロッカーも設置した。