2015/09/25
ネットショップ開業に必要な資金とは?

前回、ネットショップを開設ツールについては無料で使えるサービスをあることはお伝えしました。今回はネットショップ開業に必要な資金についてです。
私自身も10年ほど前に、手元資金30万円でネットショップを開設し起業しました。オフィスは元々一人暮らしで使っていた都内のワンルームマンションです。
その頃はまだ今ほどツールもなく、Eストアーのショップサーブを使いネットショップを始めました。
もともとHTMLなどの知識はあったため、ネットショップ制作は外注せず自前で制作。手元資金はすべて仕入れ代金に投入し、ネットショップを開業しました。
あとかかった費用といえば、その当時は無印良品で梱包資材を購入していたので、梱包資材費くらいでしょうか。
発送は郵便局から代金引換で発送を行っていました。(個人でも代引ができるため)
当初は法人登記もせず、住んでいる市町村に個人事業の届出で提出したのみなのでそこもコストはかかっていません。
ネットショップの場合、現実世界でお店を構える際に必要な店舗の家賃や内装費などがかからない(実際はサーバー代やウェブ制作を外注するならかかりますが)ので圧倒的にコストを抑えて開業できるメリットがあります。
また24時間営業、日本全国のお客様に販売ができるというメリットもあります。
その関係で競合も多いわけではありますが。
必要な資金はいくら?と聞かれると困りますが、たくさん資金があれば事業に対してスタッフを雇ったり、ウェブ制作を外注したり、物流倉庫に委託したりと選択肢は広がります。また開業から商品が実際に売れるために必要な広告宣伝費をかけることもできて、資金はもちろんあるに越したことはありません。
でも私のように手元資金が全然ない中でも起業できるチャンスがあるということがネットショップの大きな特徴といえます。
商品力や、最近だと写真を撮影するセンス、コンテンツを連載する文章力などで大手と差別化し成功を収めている企業もたくさんいます。
とても良いショッピングカートサービスを使ったからといって物がたくさん売れる訳でもないですし、有名なウェブデザイナーが制作したからといって急に繁盛店になるということもないのです。
ネットショップに必要な資金は、売りたいものをお客様に提供できる最低限の仕入れ金額(生産金額)があれば開業は出来るのです。