2013/11/21

[海外ECマーケティング4.] 2013年、世界のEC市場規模は130兆円。米・欧・日・中の規模と動向まとめ

 登場以来、ECの市場規模は年々拡大を続け、2012年には初めて100兆円を越えた。2013年、全世界で17%増の約130兆円に到達すると予測されている。

 EC市場を牽引してきたのはもちろんIT大国・アメリカだ。そして、負けじとEUや日本といったECの先進地域や、中国といった急速に成長している国が追随している。今回は、2013年時点でのこれら先進地域でのEC市場規模(BtoC)やその動向をまとめてご紹介しよう。

アメリカ:今年も健在!世界のEC市場を牽引する力
 2012年に約35兆2000億円を売り上げたアメリカは、2013年は12%増の約39兆5000億円に達すると予測されている。一国で世界市場の30%を占めるとは、まさに流石の一言である。

アメリカ:今年も健在!世界のEC市場を牽引する力

出典:Amazon.com

世界最大のECプラットフォームを構築したAmazonが安定した成長を見せると共に、サブスクリプションコマース方式のBirchBox、フラッシュセール方式のFabGiltなど、成長著しい企業が多いのもアメリカの特徴だ。

 モバイルトラフィックの成長も著しく、2012年時点で全トラフィックの20%がモバイル(スマートフォン、タブレット)に到達している。Fabのようにモバイルトラフィックを重視した企業も現れてきており、今後もモバイルトラフィックへの対応が強化されると考えられる。

EU:安定した成長。モバイル経由の売上は1年で2倍に

 EUのEC市場は2012年に約25兆6000億円、2013年に約29兆2000億円と14%増で比較的安定した成長を見せている。不況の国がある中でも安定した成長を見せている背景には、2012年から2015年までにEUのEC市場規模を倍増させようという計画があり、その影響が強い。

EU:安定した成長。モバイル経由の売上は1年で2倍に

出典:LeGuide.com

 LeGuideIdealoなど日本ではあまり馴染みのない企業が多いが、いずれもEUの各国を代表するECサイトだ。またアメリカ同様EUでもモバイルが好調だ。この一年間でモバイル経由の売上は2倍トラフィックが伸びている。

日本:アメリカに次ぐモバイル大国。2014年から再び成長路線へ

 2012年まで日本はアメリカに次ぐ世界第2位のEC大国であり、昨年には約12兆8000億円を売り上げた。しかし、2013年はやや伸び悩み12兆円程度と予測されているが、2014年からは再び増加し、2016年には約14兆円規模に伸びると予想されている。

日本:アメリカに次ぐモバイル大国。2014年から再び成長路線へ

出典:DeNAショッピング

 日本は、楽天AmazonZOZOTOWNDeNAショッピングなどさまざまなビックプレーヤーが活発だ。取り扱われる商品も書籍、衣類、化粧品、食料品など多岐にわたる。モバイルの動向としては、ECサイトをモバイルから利用する人の割合が24%と伸びてきており、国内でもモバイルユーザーへの対応が進んでいるのは誰もが感じているところだろう。

中国:アメリカの尻尾に手をかけた成長著しいアジアの雄

 2011年時点でEC市場規模が5兆円程度だった中国だが、2012年には11兆円、2013年には18兆2000億円と恐ろしい成長率を見せると予測されている。2013年中には日本の市場規模を越えて世界第2位となる見込みで、このまま成長は留まることなく2015年には単独で40兆円程度に達するといわれている。

中国:アメリカの尻尾に手をかけた成長著しいアジアの雄

出典:Taobao.com

 中国のEC市場の成長を支えるのは、やはり圧倒的な人の数である。ECサイトのユーザー数は約2億人で、一人あたり年間10万円の利用で現在の売上に相当する計算になる。このユーザー数はすでにアメリカのユーザー数も越えており、今後も続々と増えていくことだろう。また、CtoC型の個人売買が多いのも市場成長を下支えしている。CtoCの形から普及していったことで、販売する側の参入障壁がグッと低くなっているのだ。

【参考】世界一のEC大国へ成長する中国。2015年には40兆円規模の市場へ!

まとめ

 アメリカ・EU・日本は先進国らしく比較的安定した市場規模を有するところを、中国が猛スピードで追いかけている。国や地域全体の成長がゆるやかになる先進国・地域でもEC市場の伸びは続いている。モバイルの拡大も含めて、今後もEC市場の動向に目が離せない。

Paygent著者: ペイジェント 営業推進部 中井雄一郎

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