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2017/05/25

アスクル、ペット用品ECサイト大手「チャーム」を完全子会社化

アスクル、ペット用品ECサイト大手「チャーム」を完全子会社化

 個人向けに日用品などの販売を手がけるECサイト「LOHACO」を運営するアスクル株式会社は24日、ペット用品ECサイト大手の株式会社チャーム(以下、「チャーム」)の株式を100%取得し、完全子会社化することを発表した。「LOHACO」では、段階的にペット用品の取り扱い数を増やしてきたものの、ペットの種類や嗜好・ライフスタイルなどが多様化した為、ロングテールの品揃えを確保するべく、今回のチャームの子会社化に至ったという。

高い信頼を得ている「チャーム」のサービス

 「チャーム」は自社サイトのほか、楽天市場、Yahoo、amazon、ポンパレモールなどにも出店しており、特にYahoo!ショッピングでは9年連続で「ペット用品・生き物部門 年間ベストストア」に選出されるなど、ペット用品のECサイトとしての地位を確立している。
 その主な要因としてまず挙げられるのが、豊富な品揃えだ。ペットフードやペットシーツ、アクア用品、熱帯魚などの生体、オリジナル商品など、その商品数は約5万点にも及ぶ。また、翌日配送などのスピーディな配送システム、シーズンに合わせて温度管理をする「保温梱包」、万が一配送途中で生体が死んでしまった場合も保証する充実の保証サービスなどもあり、安心して注文できる仕組みが顧客の心を掴んでいるようだ。

ペット関連市場規模は年々拡大中

 高齢化社会、単身世帯の増加などを背景に「ペットの家族化」が進み、ペットにお金をかける人が増えている。ペット関連市場規模は2012年時点で4,000億円程度だったのに対し、2016年では4,300億円程度に増加、2021年には4,500億円程度に達すると見込まれている。(富士経済調べ)また、室内飼いの増加からペット自体の高齢化も進み、2016年度のペットにかける年間支出調査ではペットの保険料が犬で前年比103.0%、猫で前年比100.6%といずれも増加している。(アニコム損害保険株式会社調べ)
 ペットフードやペットシーツなどは重くかさばるものが多いことから、ECサイト経由で購入する需要は今後ますます増えていくことが期待される。チャーム子会社化で、今後LOHACOとどのようなシナジーが生まれるのか、注目だ。

 

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