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2017/02/23

メルカリ、「スマオク」運営のザワット株式会社を買収

メルカリ、「スマオク」運営のザワット株式会社を買収

 株式会社メルカリは20日、越境フリマアプリ「スマオク」を運営するザワット株式会社(以下、「ザワット」)の全株式を取得し、買収したことを発表した。今回新たにザワットをメルカリグループに迎えることで、CtoC事業の更なる発展と拡大に取り組んでいくという。

越境フリマアプリの先駆者「スマオク」

 スマオクは「もったいないを、なくす」をミッションに、2013年11月にスタートしたサービス。毎晩21時に始まり、24時間限定でオールジャンル1円からスタートする「フラッシュオークション」には、世界中からユーザーが集まり、ライブ感覚で商品に値段がつき、売れていくという。現在は7割以上が海外における取引で、昨年5月時点で、日本、アメリカ、台湾、香港、シンガポールの5カ国の言語と通貨に対応している。スマオクのサービスカテゴリーは中古ブランド品を中心に、古着、時計、家電、ホビー関連など様々な商品が対象で、日本の良質な中古品を世界中に販売する越境フリマアプリのNo.1マーケットプレイスを目指したいとしていた。

 取引対象を全世界に拡げられるメリットがある一方で、越境フリマアプリには課題も多い。まずは取引上当然必要となってくる言語の壁だ。「スマオク」では、自動翻訳機能や商取引に必要な会話テンプレート集をすぐに読み込める機能などが搭載されており、外国語が苦手なユーザーでも日本語のみで取引を完了させることができる。また、外国語での税関申告書類の作成など煩雑な物流手続きも、出品者が国内倉庫に商品を発送するだけで、海外の買い手に転送配達してくれる「らくらく海外転送サポート」などのサービスで、ユーザーの不安を払拭する努力をしている。更には、海外取引する上で陥りがちな、外貨建て決済による原価割れリスクに対しても、全て円建て決済に統一することで、為替変動の影響を受けず、確実な取引を行うことができる。

 これらの細やかなサポートにより、越境フリマアプリNo.1としての地位を着実に築いてきたノウハウや開発力は、今後海外展開に注力したいメルカリにとって、高く評価するポイントとなったのではないだろうか。ザワットは今後も「スマオク」を継続しながら、「メルカリ アッテ」を提供するソウゾウ社の元、高級品に特化したCtoCなどの新サービス立ち上げに取り組んでいくとしている。

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