M&A

2016/12/24

オイシックスと大地を守る会が2017年を目処に経営統合へ

オイシックスと大地を守る会が2017年を目処に経営統合へ

 オイシックス株式会社(以下、「オイシックス」)と株式会社大地を守る会(以下、「大地を守る会」)は22日、共同で2017年秋頃を目処に両社の合併による経営統合に向けて検討を開始したと発表した。実現すれば自然派食品宅配の売上高が337億円となり、トップとなる。

両社の特徴

 オイシックスは「より豊かな食生活をより多くの人へ」をコンセプトに2000年に創業し、安心安全な高付加価値食品や時短献立キットをインターネットで販売することを主力事業としている。また、2016年5月には70代から80代の買い物難民を主な利用顧客として「移動スーパーマーケット」を提供する株式会社とくし丸を連結子会社化した。

 一方、大地を守る会は1975年に設立された、有機・無農薬食材の会員制宅配事業の草分け的存在。40年の歴史と約31万人の会員、約2,500人の契約生産者のネットワークを強みとしている。宅配事業のほかにエキュート東京などに店舗も出店しており、株式会社ローソンと業務提携し、ローソンでの野菜販売も行っている。

統合の背景は

 30代から40代前半を主要顧客とするオイシックスと、40代以降を主要顧客とする大地を守る会が経営統合することで、新規顧客層の拡大を目指していくという。また、両社が有する優良な生産者のネットワーク、マーケティングノウハウなどを共有し、共同での商品開発や相互供給に活かしていきたいとしている。さらには、コストダウンへのシナジーとして、物流センターやカスタマーサポートの共同運営、物流資材の共通化、システムの統合などを挙げている。  

 フランスを中心にヨーロッパで100店舗以上展開する「ビオセボン」が日本に初上陸するなど、海外オーガニックスーパーの日本進出が進む中、国内の自然派食品業界は経営統合を活発化させることで、各社に散らばっている利用者層を一気に取り込み、事業拡大を目指す様相が見て取れる。

カテゴリーごとに学ぶ