楽天市場

2016/08/23

「楽天ブロックチェーン・ラボ」を英国に設立。仮想通貨の未来は?

「楽天ブロックチェーン・ラボ」を英国に設立。仮想通貨の未来は?

 楽天株式会社(以下、「楽天」)は8月22日、英国・ベルファストに「楽天ブロックチェーン・ラボ」を開設すると発表した。このラボは「ブロックチェーン」と呼ばれる仮想通貨の取引履歴などを管理する技術に特化した研究開発組織で、フィンテックおよびEC分野における同技術の応用の可能性を研究していくという。

ブロックチェーン技術最前線の英国企業の知的資産を取得

 「楽天ブロックチェーン・ラボ」の設立に先立ち、ブロックチェーンを活用して電子決済プラットフォームを提供するBitnet Technologies,Ltd.(以下、「Bitnet」)の知的資産を取得した。

 これについて、楽天のグループエグゼクティブヴァイスプレジデントで、CIO(チーフインフォメーションオフィサー)兼CISO(チーフインフォメーションセキュリ ティーオフィサー)としてテクノロジーディビジョンを率いる平井 康文氏は、「『楽天ブロックチェーン・ラボ』の新設により、Bitnetの優れた知的資産と開発における深い知見に、楽天のフィンテック分野におけるリーダーシップやイノベーションを追求する企業姿勢が組み合わさり、金融やECの決済のあり方に革新をもたらすとともにブロックチェーン技術の可能性を切り拓く端緒となることを期待しています。」と述べた。

 また、同ラボのヴァイスプレジデントを務めるファーガル・ダウニー氏は「楽天が、ブロックチェーンの研究拠点をベルファストに新設することを喜ばしく思います。楽天にはブロックチェーン技術を活用できる様々な可能性があり、『楽天ブロックチェーン・ラボ』は新しく革新的なソリュー ションを生み出す場となるでしょう」と述べている。

ブロックチェーン技術の可能性

 「ブロックチェーン」という言葉にまだまだ聞き慣れない方も多いのではないだろうか。先ほども少し触れたとおり、とても簡略的にいうと“仮想通貨の取引履歴のようなもの”だが、実際は想像以上に奥深い。元々は、よく知られている「ビットコイン」と呼ばれる仮想通貨の中核技術としてSatoshi Nakamoto氏によって考案、実装された技術を独立させたものである。仮想通貨には、通常の紙幣や硬貨のように、発行元の日本銀行にあたるような組織や、取引を行う銀行などの金融機関にあたる組織がきちんと存在しているわけではない。そこで生み出された仮想通貨の管理の仕組みが「ブロックチェーン」である。その特徴としては、ひとつのデータベースで管理するのではなく、まるで“ブロック”のような複数のデータベースで管理し、それらを“チェーン”のように繋げることで、管理しているという点が挙げられる。そうすることで、データベースに攻撃が加わった場合でも、複数のデータベースで管理することでリカバリーしやすいなどのメリットがある。

 今回のラボ設立により、経済圏の拡大を目指す楽天にとって、フィンテックに関わる技術でより優位に立ちたいという思惑を感じ取れる。まだまだ発展途上である仮想通貨の世界において、主導権を握ることができるのか、注目だ。

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