ネットショップ開業

2016/06/09

“お婆ちゃんからの仕送り”のような食品EC「土佐野菜」本格始動!

“お婆ちゃんからの仕送り”のような食品EC「土佐野菜」本格始動!

 プライム株式会社(以下、「プライム」)は、今年4月に始めた「高知産限定の野菜通販サイト」に寄せられた想像以上の反響を受け、6月1日に「こころ、かよう。野菜の便り。土佐野菜」と命名したインターネット野菜宅配事業を本格スタートした。

“高知の農家の収益をアップさせたい”という想い

 農業に親しみのない人にはあまり知られていないが、高知県は地理環境、天候、水資源の3つの観点から特に恵まれた農環境が整っており、特に地理環境においては平野部と山間部で旬をずらすことによって、年間を通じて安定的に農作物を収穫することも可能になっている。また、「四万十川」を代表する美しい河川があり、「四万十川条例」に基づいて、独自の基準で水質を厳しく管理している。

 そんな数々の資源が備わっているにも関わらず、高知県には真面目で実直な農家が多く、わが子のように大切に育てた野菜をなかなかうまく売ることができずにいた。そこに着目したプライムは、通常の買い取り価格より2割ほど高い価格で野菜を買い取り、「土佐野菜」を通じて得た2割分の収益をJAS有機栽培の有償認定申請に充てることで、より良い野菜を提供するという好循環を生み出すことに成功した。

高知産へのこだわり

 「土佐野菜」では、野菜だけに限らず、それをいれる段ボールにも高知産にこだわっている。「土佐の文化を知ってほしい」「土佐を好きになってもらいたい」との想いから、段ボールや梱包に使用する材料などを全て高知の企業に依頼し、地元の経済にも貢献している。また、採れた野菜の他にも、「土佐のおばあちゃんからの便り」や「土佐野菜を使ったレシピ」「お裾分け」を同封して発送することで、消費者との間にあたたかいコミュニケーションが生まれ、“また利用したい”と思わせる工夫に満ちたサービスとなっている。また、肝心の「土佐野菜」は、通常3〜4日かかる配送プロセスを短縮し、翌日には手元に届くよう、プライムが独自で管理。消費者には安く新鮮な野菜が手に入り、農家の収益アップにも繋がるというwin-winの関係が構築されている。

今後の展開は

 現在、首都圏の飲食店を中心に年内で20店舗、翌年には100店舗に卸すことを目指し、活動しているとのこと。また、加工品の製造・販売や、首都圏のマルシェなどの実店舗販売など、幅広く「高知野菜」を広める活動を続けていくという。首都圏の一極集中といわれる現在の経済活動の中で、プライムのように地方のニーズに沿ったサービスを展開する企業がどのように受け入れられていくのか、今後に注目したい。

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