CtoC

2016/03/10

GMOペパボが全力投資しているフリマアプリが急成長

GMOペパボが全力投資しているフリマアプリが急成長

 GMOペパボが先行投資を続けているハンドメード品のフリマアプリ「minne(ミンネ)」の流通額が急速に拡大しています。2016年2月の月間流通額は、前年同月比約210%増の約6億7200万円となり、過去最高を更新しました。2015年1月以降の月間流通額の推移をグラフにしてみると、その成長ぶりがよくわかります。2015年の年間流通額は前年比4.2倍の44億6025万円となり、流通額の10%がGMOペパボの手数料収入になることを踏まえれば、推定で年間約4億4000万円の収益を稼ぐサービスへと成長しているようです。

2015年1月以降の「ミンネ」の月間流通額は急速に成長している(決算資料をもとに作成)
2015年1月以降の「ミンネ」の月間流通額は急速に成長している(決算資料をもとに作成)

月商400万円の出品者も

 「ミンネ」のアプリのダウンロード(DL)数は500万DL(2月16日時点)を突破し、1年で約4倍に増えました。「ミンネ」で販売されている作品は200万点以上、登録作家数は前年比約2倍の20万人(3月5日時点)に達しています。

 「ミンネ」に出品している作家の多くは個人のため、一人当たりの流通額は非常に少ないものの、一部の作家は「それなりの」金額を稼いでいるようです。今年1月に月間10万円以上を販売した作家の人数は前年同月比15.7倍の1227人でした。月間販売額の最高は約400万円となっており、CtoCプラットフォームという位置付けでありながら、中小のネットショップと遜色ない規模に成長しているケースもあるようです。

広告宣伝費は年15億円超を投資

 「ミンネ」のユーザーが急増している背景には、GMOペパボが短期的な利益を度外視し、積極的に広告宣伝費を投資していることがあります。2015年はレンタルサーバー事業やネットショップ構築システムの販売事業など、他の事業で稼いだ利益を全て「ミンネ」のプロモーションにつぎ込み、広告宣伝費として年間15億2500万円を使いました。また、2015年6月にはハンドメード品専門のECモールでは業界3位だったOCアイランドを約1億円で買収しています。こうした積極的な投資を行ったことで、同社の2015年12月期決算は7億9700万円の最終赤字でした。

 GMOペパボは2016年も「ミンネ」への投資を継続する方針です。今期も他の事業の利益を全て「ミンネ」に投資する計画を掲げており、通期の最終利益の計画はゼロに設定しています。広告宣伝費の具体的な計画は公開していませんが、今期も10億円規模の投資を行うことになりそうです。

今期は年間流通額100億円を計画

 GMOペパボは2016年の「ミンネ」の流通額の計画を100億円に設定しています。今年もテレビCMやインターネット広告を実施するほか、全国の「PARCO(パルコ)」で対面販売の催事を行ったり、東京ビッグサイトで3000ブース規模のイベントを開催したりと、ネットとリアルを組み合わせてサービスの認知度向上を図っていく方針のようです。

 フリマアプリ市場は「メルカリ」が月間流通額100億円を達成するなど、盛り上がっています。一方、「LINE MALL」が今年5月の撤退を発表し、厳しい競争環境にあることも浮き彫りになりました。こうした中、昨秋にスタートトゥデイがファッション特化型のフリマアプリ「ゾゾフリマ」をリリースするなど、「ジャンル特化型」のフリマアプリに注目が集まり始めています。ハンドメード分野に特化した「ミンネ」の成長がどこまで続くか今後も注目です。

(画像は「ミンネ」のトップページのキャプチャー)

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