オムニチャネル

2016/03/02

アーバンリサーチがオムニチャネル戦略で新たな一手

アーバンリサーチがオムニチャネル戦略で新たな一手

 全国に200店舗以上の実店舗を展開しているアパレルメーカーのアーバンリサーチが、オンラインショップと実店舗を融合させた新しいコンセプトのECサイトを3月1日にオープンしました。

「URBS-URBAN RESEARCH BUYERS SELECT-」http://www.ur-buyersselect.com

 このECサイトでは「アーバンリサーチ表参道ヒルズ店」で扱っている商品を販売しています。バイヤーがセレクトした高感度なブランドのみを扱い、商品紹介ページには「バイヤーがその商品を選んだ理由」といった商品ヒストリーを盛り込むなど、ブランドの世界観を重視したECサイトです。

店舗スタッフがチャットで接客

 最大の特徴は、在庫をECサイトと実店舗で一元化している上、実店舗のスタッフがオンライン上の顧客に対してチャットを使って接客するなど、リアルとネットのサービスを融合させていること。商品の詳細やストーリーをじっくり説明できるECサイトの強みを生かしつつ、チャットを通じた店舗スタッフによる接客も行うことで、次世代型の販売スタイルを目指しているようです。

 近年はECサイトと実店舗の会員を統合したり、スマートフォンサイトから在庫の取り置きを行えるサービスを開始したりするなど、積極的にオムニチャネル化を進めてきた同社が、その取り組みをさらに加速させた印象を受けます。

EC化率は約20%に

 アーバンリサーチの2015年1月期の売上高は前期比29.0%増の458億円でした。2004年から取り組んでいるEC事業も順調に拡大しており、2015年1月期のEC売上高は同22.0%増の約85億円、EC化率(売上高に占めるECの比率)は20%近くまで高まっています。

 今後もオムニチャネル化を推し進める方針を掲げ、将来的には全店舗とオンラインショップの在庫を一元化することも視野に入れている同社にとって、「URBS-URBAN RESEARCH BUYERS SELECT-」はオムニチャネル戦略の一里塚になりそうです。

(※画像は「URBS-URBAN RESEARCH BUYERS SELECT-」のトップ画面のキャプチャ)

カテゴリーごとに学ぶ