メールマガジン

2016/02/22

リターゲティングメールの効果をUPするには

リターゲティングメールの効果をUPするには

  最近では商品をカートへ入れたまま購入せずに離脱してしまったユーザへフォローメールを配信する「リターゲティングメール(カゴ落ちメール)」がECサイトで普及しつつあり、その施策の有効性も実証されてきている。 ユーザにとって嬉しいメールとは?ということを考えると、“誰から”送られてきたのかも大事だが、“どんなタイミングで”送られてきたのかというのは重要なポイントとなる。

 ナビプラスの調査によると、あるECサイトにおいてカートに商品を入れた後、離脱したユーザに、離脱後30分経ってから、カートに入れていたアイテムの情報を送るリターゲティングメール経由の売上高のシェアは13.8%という結果が出た。メルマガを含む全メール配信に対するリターゲティングメールの配信シェアがわずか0.3%だったのに比べ、非常に効果的な数字だと言える。

 通常のメルマガは、直近でサイトに訪問していない(商品の購入を検討していない)ユーザへも送られるが、リターゲティングメールは先ほどまでサイトに滞在していた(商品の購入を検討していた)ユーザにのみ配信される。ユーザの購買検討タイミングを知り、そこに合わせて適切なメールを配信することができるため、非常に高い効果を発揮するといえる。

 ナビプラスが行った、2015年夏通販EC売上上位500サイト(参照:日本ネット経済新聞社公表)に対する調査では、リターゲティングメールの導入サイトはは、前回の34サイトから16サイト増え50サイトとなった。導入率は、前回の7%から約1.5倍となっている。(調査期間:2015年12月24日~2016年1月20日)

 また、リターゲティングメールの業種別導入状況は、業種別で見ると、アパレルが2倍(12サイト/24%)に増え、続いて総合通販(8サイト/16%)、化粧品・健康食品(7サイト/14%)、家電/PC(6サイト/12%)、スポーツ用品(5サイト/10%)となっている。

 一通目のリターゲティングメールの配信タイミングは、SeeWhy社調べで最も開封率が高まるとされる1時間以内が16.1%にとどまるのに対し、1日経ってからの配信が50%、1日以上経過してからの配信の合計は75.8%と、まだタイムリーに送られていないケースが多い。
 
 USでは、北米トップ1,000サイトのうち35.2%がリターゲティングメールを配信しているといった調査レポート(マーケティングオートメーションのベンダーLISTRAK社2015年調べ)や、2013年からリターゲティングメールの導入が3倍(41%)になっているというレポート(Bronto社とDemandware社2015年調べ)もある。

 それに比べると、増えたとは言え10%にとどまる日本のリターゲティングメールは、配信のタイミングの調査結果を見てもまだうまく活用されておらず発展途上である。しかし従来の画一的なメルマガとは一線を画した成果が期待できるため、導入する企業は今後も増えるだろう。ネットショップ事業者にとって、このリターゲティングメールの活用は、今後の売上の向上や、ユーザーの囲い込みに大きな効果を発揮するだろう。ネットショップ事業者は、導入検討をしてみてはどうだろうか。

タグ:ECコラム

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