2015/11/30

偽物の氾濫にうんざり?中国のECユーザーが越境ECを利用する理由1位は「正規品を購入したい」

偽物の氾濫にうんざり?中国のECユーザーが越境ECを利用する理由1位は「正規品を購入したい」

 中国のEC市場が注目を集めています。最近では、中国でネット通販最大手のアリババ集団が「独身の日」と呼ばれる11月11日に約1兆7000億円を売り上げたことで話題になりました。「独身の日」は国内企業の中国向けECも好調で、ユニクロは1日で約115億円を売り上げたほか、コールセンター大手のトランスコスモスが手掛ける中国向け越境EC支援サービスの流通総額は約2200億円に上りました。日本からの越境ECも活発化しており、初期投資や在庫リスクなどを軽減できる越境EC支援サービスも続々と登場しています。

ユニクロ、「独身の日」の販売額は前年比2倍の約115億円http://tsuhan-ec.jp/news/archives/105521

トランスコスモス、中国「独身の日」 のEC取扱高総額2200億円!http://tsuhan-ec.jp/news/archives/105523

10月に始まった“お手軽”越境ECサービスまとめhttp://tsuhan-ec.jp/news/archives/105496

ペイパルが世界規模で越境ECの消費動向を調査

 盛り上がりをみせる中国EC市場に関して、オンライン決済を手掛けるペイパル(本社シンガポール)が実施した消費意識調査で興味深い結果が出ていました。中国のECユーザーが海外のECサイトを利用する動機を聴いたところ、「正規品を購入したい」と回答したユーザーが45%を占めました。ペイパルによると、購入動機として「正規品を購入したい」を選んだ回答者の割合は、中国が他国と比べて突出して高いとのこと。中国で模倣品や海賊版の流通に悩む国内メーカーも少なくありませんが、中国の消費者もまた、ECサイトで偽物をつかまされるリスクに悩んでいる様子がうかがえます。

 ペイパルの調査は、中国でECを行う場合、「商品が本物であること」をきちんと保証することが付加価値になることを示唆しており、越境ECに取り組む国内企業にとって抑えておくべきポイントと言えるでしょう。

ペイパルによる越境ECに関する調査

 英国、アイルランド、フランス、ドイツ、オース トリア、スイス、イタリア、スぺイン、オランダ、スウェーデン、ポーランド、トルコ、ロシア、イスラエル、アラブ首長国連邦、米国、カナダ、ブラジル、メキシコ、アルゼンチン、インド、中国、日本、韓国、シンガポール、オーストラリア、南 アフリカ、ナイジェリア、エジプトの29カ国において、パソコンや携帯電話などインターネット対応機器を所有、または使用する18歳以上を対象に、各国約800人、合計2万3200人にオンラインでインタビューを実施した。実施期間は15年9月17日から10月28日まで。

https://www.paypal.jp/uploadedFiles/wwwpaypaljp/Supporting_Content/jp/contents/corporate/release/20151127PRCBTR.pdf

タグ:ECコラム

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