CtoC

2015/10/27

GMOペパボ、手作り品ECサイトを大幅強化。広告宣伝費14億円超、ヤマト運輸と提携も

GMOペパボ、手作り品ECサイトを大幅強化。広告宣伝費14億円超、ヤマト運輸と提携も

 GMOインターネットグループのGMOペパボが、ハンドメード品の個人間売買(CtoC)サイトを大幅に強化している。今期(15年12月期)は広告宣伝費として14億円以上を投じ、サービスを告知するテレビCMやアプリのダウンロードを促すウェブ広告を展開。5月に競合サービスを約1億円で買収したほか、10月からはヤマト運輸やパルコと提携してサービス強化に乗り出した。ハンドメード品のCtoCが拡大を続ける中、業界シェアで圧倒的ナンバーワンを目指している。

 GMOペパボが運営しているハンドメード品専門のCtoCサイトは「minne(ミンネ)」。10月20日時点で出品者数は15万6000人、出品数は179万点、アプリのダウンロード数は300万DLを超えている。ハンドメードCtoCでは業界最大手だ。

 第3四半期(15年1―9月期)における「ミンネ」の流通額は約27億7400万円だった。今年9月の月次流通額は4億1900万円となり、前年同月比3倍以上に拡大した。 流通額の10%がGMOペパボの手数料収入になる。

 10月21日にはヤマト運輸との業務提携を発表。配送の際にハンドメード品が壊れにくい専用梱包資材を共同開発した。「ミンネ」とヤマト運輸のシステムを年内に連携し、送り状の印刷や出荷作業を効率化する計画だ。

 2016年1月からは、「ミンネとパルコのミエルツアー」と題し、全国のPARCOでイベントを展開する。年間を通じて札幌市、仙台市、東京・渋谷区、広島市、福岡市の全国5カ所を巡り、イベント会場で「ミンネ」の人気作家が対面販売を行う。地方を拠点に活動する作家に活躍の場を提供するとともに、一般消費者がハンドメード品に触れる機会を創出する。

 積極的に販促投資を行っているため、GMOペパボの15年12月期業績は赤字となる見通し。業績予想は売上高が55億円、営業損失が8億円、経常損失も8億円、当期純損失は9億円。ただ、ハンドメードCtoCの市場は今後も成長が続くと予想されていることから、同社は当面「ミンネ」への投資を続ける計画だ。

(※写真は「minne」のサイトキャプチャ)

 

 

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