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2015/10/05

スタートトゥディ、タイでファッションECプラットフォームWear You Want社に出資

スタートトゥディ、タイでファッションECプラットフォームWear You Want社に出資

 ファッションショッピングサイト「zozotown」を運営する株式会社スタートトゥディは、9月24日、タイにてファッションECプラットフォームを運営するWear You Want社に対して出資を行ったことを発表した。

 

 Wear You Want社は、タイの国内外の400以上のファッションブランドと契約し、主にタイの消費者向けに、1万5000以上のアイテムを販売するファッションECサイト。アパレル製品や靴、時計、コスメ関連製品などを取り扱っている現地有数のファッションECプラットフォームだ。Wear You Want社は今回調達した資金により、「Wear You Want.com」の機能強化、マーケティングおよび組織体制の強化を図る。

 

一方、株式会社スタートトゥディ(以下、スタートトゥディ)は、代表取締役・前澤友作氏によって1998年に創業し、ファッションショッピングサイト「zozotown」やブランド古着セレクトショップ「zozoused」を運営、事業を拡大してきた。最近では、2013年秋に同社がリリースしたファッションコーディネートアプリ「wear」が話題となり、多数のファッションモデルも利用する人気アプリとなるなど、躍進を続けている。

そんなスタートトゥディにとって、今回の出資は、単なる資金提供のみならず、同社がこれまで培ってきたファッションECに関する知見や、先ほどにも触れた「wear」アプリを活かしたマーケティング支援などを通して、タイにおけるサービス価値向上を図っていく方針だ。

 

なぜタイの需要に着目したのか、疑問に思われる方も多いのではと思い、タイでのファッション事情について、調べてみた。すると近年、タイでは若手デザイナーによる地元ブランドが急成長すると同時に、複数の海外ラグジュアリーメゾンをメインフロアに揃えた大型商業施設が続々と登場しており、これらの施設には日本のブランドも相次いで進出するなど、タイのファッション情勢に世界中から熱い視線が注がれていることがわかった。2017年には、約1500億円を投じて開発が進んでいる大型複合施設「ICONSIAM」が開業予定で、アンカーテナントとして日本の高島屋のタイ1号店の出店が決まっているなど、今後も更なる発展が期待されている。

そこにいち早く目を付け、海外展開の足がかりとして需要をうまく取り込めるのか、その動向にこれからも目が離せない。

author清水 正樹
オンラインセレクトショップ「スタイルストア」やギフト専門サイト「COOCMO」の事業責任者。1986年千葉県生まれ。大学在学中にWEB動画マーケティング事業で起業。その後、株式会社オールアバウトに入社、メディア運営・EC事業の立ち上げなどに携わり、現在は株式会社エンファクトリー副社長。兼業で合同会社flasco代表。
清水 正樹

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