越境EC

2015/06/30

[中国で売る 40.]アリペイと雅座が提携 デジタル取引が飲食業の効率を上げる

 中国国内一位の会員制マーケティングサービスを提供する「雅座」は、アリペイとの提携を結んだことを明らかにしました。「モバイル払い」を提供するアリペイと、「会員制マーケティング」を展開する雅座が提携することで、デジタル取引が飲食業の効率を上げ、新たな発展があることを関係者全員が願っています。

 雅座は現在、中国国内ナンバーワンの会員制マーケティングサービスを提供しています。1万を超える飲食関連の企業が参与しており、会員数は5,000万を超えており、年間取引額は200億元(4,000億円)を超えます。全聚德、新辣道、旺顺阁、一茶一坐等の有名な飲食関連のブランドも雅座と提携しています。

アリペイは蚂蚁金服の傘下で、3億人を超す実名登録ユーザがいて、アリペイのアクティブユーザも2.7億人を越し、一日の最高モバイル取引数は1.97億件にも上ります。

 今回の戦略協力で、アリペイと雅座の両者とも各自の持つメリットを活かした発展に注意を集中しています。アリペイのオープンなプラットホームにより、技術、データ、新たな経路など多方面の能力を高めること。億を数える消費者にさらに洗練されたサービスを提供することなど、を目標に掲げています。

 伝統的な飲食業は、顧客と顔を合わせるビジネスではあるものの、支払いを済ませ店を離れたあとはリピートしてもらうことが難しいという問題が常にありました。どのようにして、安いコストで顧客をつなぎとめておけるかが、店にとっての課題でした。今回、雅座とアリペイが提携したことで、会員システムを構築し、リピート客獲得に役立つだろうと言われています。多くの消費者がモバイル払いをする昨今、コストをかけることなく、簡単な操作で会員となりサービスをうけることができます。飲食業界はアリペイのアクティブユーザー2.7億人が、自身の顧客になることを期待しています。

 顧客の見込みはあるとして、これらの顧客管理をどうしていくかも一つの課題です。アリぺイお財布機能によって、モバイル払い、メッセージのグループ送信、優待券、データ分析など多くの機能を活用できます。アリペイ関係者は「今年のアリペイの重要な任務は自由化です。つまり、更に多くの事業家が我々のプラットホームの能力とデータの能力を用いてさらに多くの発展を遂げることを願っています。」

 飲食業界はこれまでより顧客の満足度を上げ、軽薄だった顧客との関係を改善していけるのでしょうか。アリペイとの提携による今後の変化に期待いたしましょう。

記事提供 : チャイナ・ドリーム・サポート 代表取締役 橋谷亮
せっかくの商品を日本だけで売るのはもったいない。13億人の巨大市場「中国EC」で10年超のスタッフが経験を重ねた成果の出る販売方法を採用。アリババやタオバオへの出店・運営代行、中国出店コンサルティングをサポートします

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